アンソロジー

昨日は『名俳句1000』(彩図社)を車中で読みながら帰宅。このアンソロジーは、1958年生まれの会社員佐川和夫氏が、自分の心に染みた名句だけを集め5年かけて本にしたもの。誰にもこうした欲望はあるもの。私も俳句を始めた頃、好きな俳句、何かしら感じた俳句を1万句、パソコンに打ち込んだ。紙に印刷して読んでいると、これがたまらなく気持ちいいのである。自選なのだから完全に自分の趣味嗜好が反映されハズレがない。読むことにエクスタシーを感じる至福の時がある。


粒選りの星を揃へて寒北斗

佐藤和枝の句。