犬の散歩コースは二つあって、一つは高校の正門まで坂道を登っていくコース。途中に工藤の本家へ行く道があり、猫二匹が道の真ん中に並んで座っている。飼い猫なのか野良猫なのかしらないが、この周辺は彼らの縄張り。実家の家に行くと、物が積まれた部屋の一角に鎮座した猫を発見。これは実家と隣家をいったり来たりする猫、何を食べているのか結構太っている。昨日は家の隣から、しきりに猫の鳴き声が聞こえてきた。発情期は過ぎたと思うが、何が起きているのだろう。猫もよく考えると、結構近所にいるのである。

 

猫の貌庭から屋根から窓口から   

 

渡邊白泉の句。