救急車

買物を終えて家に帰ってくると、隣家に救急車が止まっている。90才近い高齢のおばあさんに何かあったらしく、担架で車内に運ばれるとサイレンを鳴らして家を離れた。午前中には母を施設に訪問したばかりで、身につまされる。1年前救急車こそ使わなかったが母を病院へ搬送したのも今頃。気が付けば家の周辺は、自分も含めて老人ばかりで、誰が運ばれたって何の不思議もない環境に生きているのである。

ちなみに私は2回救急車に乗せられた経験がある。

 

健啖のせつなき子規の忌なりけり

 

岸本尚樹の句。