2019-05-21 福島十五句 旅の思い出、十五句。 ふたたびの修学旅行夏はじめ聖五月風渡りゆく五色沼水底の青密やかに新樹光孫、介護話途切れず夏木立緑陰にむつみあひしや鯉二匹膝かばふ齢となりぬ著莪の花赤べこの首揺れてをり夏の空岩風呂の湯の香ほのかに洗ひ髪その昔少女の浴衣ならびけり年金はいつからもらふ夏料理担任の師の名出てこず夏の夜サングラス白内障は視野にあり青時雨隊士の名前続きけり南風海遠かりしさざえ堂青芒会津士魂の城址かな