『北村薫のうた合せ百人一首』

本屋へ行くと新刊文庫のコーナーに『北村薫のうた合せ百人一首』が並べてある。

ミステリーはそんなに読まないが、北村薫は昔読んだ。この本は現代短歌のアンソロジーで久しぶりに短歌を読んだが、やっぱり個人的には俳句の方が肌が合う。短歌は31文字で俳句は17文字、たいして文字数は違わないが、その違いは大きい。短歌は、言いたいいことを言い尽くさずにはいられない饒舌な感じが私にはするのである。

 

億年のなかの今生実南天

 

森澄雄の句。