ましろのおと

月刊少年マガジン連載中の羅川真里茂ましろのおと』第24巻が出たので、買って電車の中で読む。津軽三味線のマンガである。物語は、祖父松吾郎の残した曲「春暁」をめぐり、澤村雪・若菜兄弟、父親の神木流弦が交錯しながら、その音の継承について物語は展開していく。ライバルとのバトルというマンガの王道ストーリーから、自己探求の世界に入り音の無い音楽マンガは、どこまで行けるのか、どんな世界に読者を連れて行くのか楽しみ。


雪降れり時間の束の降るごとく


石田波郷の句。