句会と小高賢

永田和宏の『人生の節目で読んでほしい短歌』を読んでいて、小高賢が亡くなっていたことを知る。私が小高賢の名前を知ったのは、『句会で遊ぼう』(幻冬舎新書)の著者だったから。小泉武夫とその仲間たちの句会の実況中継みたいな本で、小高賢宗匠に祭りあげられ実に楽しそう。この本に触発されて、私も大学時代の劇団仲間と句会を立ち上げたのが思い出。我々は携帯電話で句会、集まる時はひたすら宴会ではあるが、楽しいことは間違いなく、今や大学時代の付き合いよりも、句会仲間の付き合いのほうが長くなってしまった。


目で告げてマスクの顔と分かれたり


小高賢の句。