獺祭

毎月第一土曜日は、地元の同級生の飲み会、9月は誕生祝ということで「獺祭」を差し入れる。獺祭はどういいう意味と聞かれカワウソのことだとまでは答えたが、祭はなぜついているのかとは即答できず。後で調べたら、カワウソは自分のとった魚を並べ、人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところから、獺祭とよばれるとのこと。
晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座の周囲に置いて参照し、自ら「獺祭魚」と号した。これにならい正岡子規は、「獺祭書屋主人」と号した。子規の忌日9月19日が「獺祭忌」と呼ばれる由縁である。

 

月並の句をな恐れそ獺祭忌

 

茨木和生の句。