葬送のフリーレン

『このマンガがすごい2021』のオトコ編第2位の山田鐘人原作、アベツカサ作画の『葬送のフリーレン』を読みだした。魔王を倒した4人が帰還した後の物語、魔法使いのフリーレンは人間である他の3人とは時間軸が違うため若いままだが、1巻で他の3人のうち2人はすでに亡くなった。その死後に人間をもっと知りたいとフリーレンは旅を続ける。絵も上手いし、物語も主人公フリーレンのキャラクター造形が謎めいた雰囲気があり、知らない所へ連れて行かれる期待感がある。異世界ファンタジーは、バトル中心の展開が多いが、静かに物語は進行していく。少年サンデー連載中か、一つ楽しみが増えた。


亡きものはなし冬の星鎖をなせど


飯田龍太の句。