長谷川櫂『四季のうた』

風邪をひいた。朝から鼻水が止まらない。マスクの下はなんとも悲惨なことに。たまらないので昼休みに金山駅のマツキヨへ風邪薬を買いにいく。ついでに金山駅2階の本屋へ行き、1月発売の中公文庫『四季のうた』を買う。長谷川櫂の『四季のうた』シリーズも何冊目だろう。最初は新書で出ていたが最近は文庫で出すようになった。読売新聞の連載中コラム「四季」をまとめたアンソロジーである。大岡信の『折々のうた』に続く長期シリーズになりつつある。未知の短歌や俳句への入口としてアンソロジーの果たす役割は大きく、四季ある日本は詩歌の国であることをあらためて思う。最新刊の『四季のうた』は、天女の雪蹴りの副題で表紙には蜜柑の絵と洒落ている。2018年4月からの1年分を収録。


水仙の束解けば花手にあふる


林亮の句。