『あの素晴らしい愛をもう一度』

北山修の『あの素晴らしい愛をもう一度』が、1971年に発表されてから50年になるとの新聞記事を読んだ。記事になるぐらいだから、今も歌い継がれているのだろう。当時大ヒットして、よく歌った。サビの「あの素晴らしい愛をもう一度」との繰り返しにエクスタシーがある。曲は愛の喪失を歌いつつ、その前提となる愛は素晴らしかつたと美化される。恋愛に甘美な幻想を抱く思春期の子供にかけられた魔法のようなものだったのだと思う。


赤とんぼ夕暮はまだ先のこと


星野高士の句。