津野海太郎

本の雑誌』を買ったのは、特集が津野海太郎だったから。津野海太郎と言えば、黒テント晶文社本とコンピューター。今や80歳を越えた高齢者なのか。津野海太郎がいなかったら、日本のサブカルチャーはこんなに盛んになっていなかっただろう。黒テントの芝居もみた、晶文社の本もどれだけ買い読んだことか。私を熱狂させてくれたものを作り出した人。まだ『ワンダーランド』と黒テントの頃のことを書いた『おかしな時代』は棚にさしたままだ。読まなくては。


蛇穴を出てみれば周の天下なり  


高浜虚子の句。