池江璃花子

競泳の日本選手権で池江璃花子が、女子50メートル自由形も優勝。100メートルバタフライ、同自由形、50メートルバタフライに続く「4冠」を達成した。
つぎつぎと日本新記録をつくり女子水泳界の頂点にいた池江璃花子白血病と報道された時、奈落の底へと彼女を突き落とした運命の残酷さを思わずにはいられなかった。15キロも体重は減少し筋肉も落ちてしまった池江璃花子が、レースに復帰して勝つまでに復活したことに素直に感動してしまう。一度は死にたいとさえ口にした本人の並々ならぬ努力と気力に頭が下がる。闘病の末に勝ち取ったオリンピックでの活躍を心より応援したい。


春風や闘志いだきて丘に立つ


高浜虚子の句。