句集『稲津』(81)シャーペンの芯
【句集『稲津』(81)】
鳥の声昨日と違ふ夏の空
山の麓に住んでいるので、鳥の声が聞こえない日はない。今日聞く鳥の声は、昨日聞いたものと違う。鳥たちも同じ所にいるわけではない。広がる空の何処へでも飛んでいける。
旱空シャーペンの芯よく折れる
暑い夏の日、シャーペンの芯がポキポキ折れる。乾燥しているからか、書く力が強すぎるのか。折れる理由は分からぬが、思うように進まぬ仕事に漂う焦燥感。
【句集『稲津』(81)】
鳥の声昨日と違ふ夏の空
山の麓に住んでいるので、鳥の声が聞こえない日はない。今日聞く鳥の声は、昨日聞いたものと違う。鳥たちも同じ所にいるわけではない。広がる空の何処へでも飛んでいける。
旱空シャーペンの芯よく折れる
暑い夏の日、シャーペンの芯がポキポキ折れる。乾燥しているからか、書く力が強すぎるのか。折れる理由は分からぬが、思うように進まぬ仕事に漂う焦燥感。