蝉時雨

夏と言えば、蝉。
セブンイレブンを出て会社に向かう途中に高い木々のある杉原千畝ゆかりの人道の道があるが、朝方は蝉の鳴く声がバケツをひっくり返したではないが、土砂降り状態で鳴り響く。その真下に立てば、轟音というべき蝉時雨、もう生命活動の凄まじさに笑うしかない。


静かさや岩にしみいる蝉の声


芭蕉は蝉の鳴き声に静かさを取り合わせたが、その斬新さに驚く。鳴り響く蝉の鳴き声をききながら、心の中が静かに沈静化していくのを芭蕉は感じ、句に仕立てたのだろう。