小沢信男『暗き世に爆ぜ』

朝から曇り空、日差しが強くないので、草ボウボウの畑の草刈りをする。2日連続して作業したので完了したが、疲れてベッドに横になり読書する。なんせ読書の秋である。みすず書房から最近発売された小沢信男『暗き世に爆ぜ 俳句的日常』を読み出す。岩波新書『俳句世がたり』は読んでいるので、俳句をまぶした小沢信男の文は軽快でどんどん読んでしまう。ただ、小沢信男も今年3月3日に亡くなっており、本書は単行本未収録エッセイをとりまとめたもの。俳句を愛した人がいなくなるのは、寂しいことだ。この本を読んでいて日野草城門下の小寺勇という俳人を知る。今度句集を読んでみようと思う。


一茶忌や俺の真似した句が一茶に


小寺勇の句。