矢島渚男『虚子点描』

名古屋ハートセンター入院に持ち込んだ矢島渚男『虚子点描』(紅書房)を読了。これは主宰誌『梟』で、「虚子雑談」として虚子の句を鑑賞したものをまとめたもの。私も本ブログで「虚子探訪」として『五百句』を全句鑑賞した。虚子の俳句は自由自在、秀句もあれば駄句もあり、楽しませてくれる。好きな俳人は数多いが、虚子は別格。

独り句の推敲をして遅き日を

虚子の最後の句。4月8日が虚子忌。
病院にいると生死について、自然と考える。