『俳句』創刊70周年

 毎月25日は角川の『俳句』発売日である。地元の本屋で6月号を手にとると、創刊70周年記念特別号で「保存版」と記載されている。『俳句』は1952年創刊、雑誌としても高齢者並の年齢を刻んでいる。
 記念座談会「俳句の本質と魅力」は、宇田喜代子、西村和子、角谷昌子、小澤實、堀田季何(司会)。
 「俳句と時代1952-2022」として、外山一機、黒岩徳将、松本てふこ、生駒大輔の若手が担当しているのも注目される。
 巻頭の「俳人寫眞館」は、著名俳人の珍しい写真を眺めるのも楽しい。しかし、昔の人は何故タバコを吸いながら写真撮影したがったのかね、時代を感じる。


七合目あたり裾野の春霞


「祝いの一句」より矢島渚男の句。