スッタ二パータ ブッダの言葉

『スッタ二パータ』は最古の仏典である。光文社古典新訳文庫より、難解な仏教用語を使わない平易な日常語による今枝由郎の全訳が出ていて、本当に読みやすい。
「蛇の脱皮の章」で「賤しい人」についてブッダはかく語っている。


118 村や街を破壊し、包囲し、圧制者として知られる人、そんな人物は賤しい人と知れ。

119 村であれ、林の中であれ、他人が大切にしているものを、与えられないのに奪う人、そんな人物は賤しい人と知れ。


ロシアの大統領に聞かせたい。プーチンは私はロシア正教徒であり異教の教えは聞かないというのだろうな。ブッダの昔から、つくづく人間界は変わらないのだと思わざるを得ない。