2015-09-18から1日間の記事一覧

虚子探訪(206) 小笹原

【虚子探訪(206)】 「雪解くるささやき滋(しげ)し小笹原(おざさはら)」 昭和8年1月27日。鎌倉俳句会。 小笹の原っぱが続く。雪が解けて雫の音がやまない。その音が春を感じさせ滋味豊かな響きだというのである。 「紅梅の莟(つぼみ)は固し言(ものい)はず」 …