2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

二月尽

「新暦二月の終わり。短い月が慌ただしく過ぎ行く感慨と同時に、寒さが緩み、春本番に向かうほっとした気分もただよう。」角川の歳時記の説明。 2月の短いこともあるが、何か高速回転で毎日が終わっていく気がする。もう1年の6分の1が終わったのかと思う。 …

啓蟄

啓蟄は、新暦3月5日ごろとされる。暖かくなって冬眠していた蛇や蛙、蟻などが地面から這い出て活動しだす頃をいう。昨日は、部屋にカメムシが現れ動き回っていたが、あいつは一体どこに隠れていたのだろう。 もうすぐ2月も終わり、もぞもぞと動きだしますか…

『俳句』3月号 佳作入選

『俳句』3月号に佳作入選。選者は、対馬康子。 行く秋やジッパー強く引き上げる 去年の11月にできた句。

CoCo壱番屋

CoCo壱番屋のカレーが、無性に食べたくなる時がある。TVで武井壮が、チーズをトッピングしたフイシュフライカレーをご馳走だと言って食べているのを見ていたら、CoCo壱のカレーを食べたいという欲求に取りつかれる。 店に入って、ほうれん草とアサリのカレ…

芝不器男

2月24日は芝不器男の忌日。1930年(昭和5年)に27歳の生涯を閉じた夭折の俳人である。年若くしてこの世去ったが、残された作品は珠玉。石田波郷がわざわざ句集をつくり世に残そうとしただけのことはある。 人入つて門残りたる暮春かな 白藤や揺りやみしかば…

あくび

あくびは眠気が襲えば季節に関係なく見られるが、なんとなく春の季節に相応しい気がする。 あくびは充足感あるいは倦怠感につながる。前提として、満ち足りた状況が存在するのだ。 そう言えばハクション大魔王の妹は、アクビちゃんではなかったか。「呼ばれて…

春めく

「春めく」とは、寒さがゆるみいかにも春らしくなることをいう。昨日は結構寒かったが、昼食時に堀川端に菜の花が咲いているのを発見。目にまぶしいあざやかな黄色が春を告げていた。 春めきてものの果てなる空の色 飯田蛇笏の句。

冴返る

「冴返る」とは、暖かくなりかけた頃に、また寒さが戻ってくることをいう。これを繰り返し春の季節と入れ替わるのである。寒気により身体感覚が覚醒する。 冴えかへるもののひとつに夜の鼻 加藤楸邨の句。

笑いの効用

「笑い」には治癒力があるといわれる。笑うことは健康によいので、笑点やら綾小路きみまろの映像やらを観るようにしている。笑点なんか、お決まりの定番とわかっていても笑ってしまう。笑いは、いじる対象がないと発生しない。いじられる対象に自己投影した…

ジャズと俳句

最近はジャズのCDばかり聞いている。『ラズウェル細木のマンガはじめてのジャズ教室』読み終える。第一部のまとめには、<ジャズのスピリットは「アウト」。つまり「ありきたりを嫌う」ということ。>とある。 これは俳句にも通じる言葉。「マンネリ」打破…

昨日は雨か降ったので、地上に水分が多いのだろう。朝の散歩時間は、水蒸気が立ち込めて、家屋が白い霞みの中に浮かんでいる。 「霞みたなびく苫屋こそ、わが懐かしき住み家なれ」 というフレーズは、なんという歌だったか。 春なれや名もなき山の薄霞 芭蕉の…

ラズウェル細木

『酒のほそ道』を書いている漫画家が、ラズウェル細木である。手塚治虫文化賞も受賞しているベテラン作家、愛読してます。 彼のペンネームの由来がトローンボーン奏者ラズウェル・ラッドと大学時代のアルバイト先の出版社でお世話になった「細木さん」からき…

うま味

うま味というのは、苦味、甘味、酸味などと同列にならぶ味の一種類だって知ってました?私はそんなことしらず、美味しいと同じような包括的な概念かと思ってました。朝日新書『だしの神秘』は、眼からウロコの話が続きます。ただいま読書中。 鮟鱇もわが身の…

受験生

TVのニュースで、受験生のホテルの部屋が取れないといっている。外国人観光客の増加で、福岡市などは稼働率80%以上になっているらしい。 自分も大学受験は、東京へ受験にいったが、どこに泊まったのか全く覚えていない。旅館の大部屋に受験生がまとめて寝た…

高血圧

血圧が高いので、血圧の薬をもらいに月1回の医者通いをしている。「高血圧症」は国民病で患者数は約5500万人いるといわれる。日本の成人の半分が病気かよ。これ、おかしくないですか。血圧が高いから死ぬということはない。でも突然の脳梗塞や心筋梗塞は怖い…

余寒

毎朝、犬を連れて散歩をする。今日は寒いのか、犬もなかなか腰をあげない。ひっぱるように連れ出す。昨日まで雪が降っていたので、全体に気温が低下しているのか、手足が冷たく感じる。 春寒には春でありながら寒いという印象があるのに対し、余寒には寒があ…

谷口ジロー逝く

ショックなニュースが飛び込んできた。漫画家の谷口ジローが、69歳で亡くなった。「『坊ちゃん』の時代」や「孤独のグルメ」が代表作だが、一時期彼のマンガの蒐集に熱中したことがある。繊細で美しい絵とゆったりと漂う時間感覚が好きだった。ああもう谷口…

ブログ開設3周年となりました!

平成26年2月11日に開設した本ブログも、今日で丸3年となりました。累計アクセス件数30153件となり、1日あたり28件となります。 俳句にからめた内容の記事を毎日書くをルールとしてここまできました。まあ原稿がアップされなくても、誰も困るわけではないので…

雪の朝

強い冬型の気圧配置のため、夜に雪がふり朝カーテンをあけると真白。青空は見えるし、道路は大丈夫なので通勤に支障はない。 二月だからまだ雪は降る。 雪は降っても、日差しはとても暖かい。春は着実に始まっているのだろう。 春は曙苦沙弥の音を響かせて

サンドイッチ

昼食は、喫茶店でサンドイッチを食べることが多い。お気に入りは、「コメダ」のエッグサンド。使用してある卵の量がハンパじゃなくて、挟んだパンから飛び出しそう。 「コンパル」のジャーマンポテトサンドも美味。千切りのキャベツとの相性が抜群である。サ…

春浅し

立春がすぎ暦の上では春であるが、まだまだ寒く木々が芽吹くには間がある、春の準備段階といったところ。 散歩道の林の斜面が伐採されて寒々とした風情となる。栗の木も切られてしまった。雪などで倒木が電線に懸らないようにするためだろうが、ちょっと淋し…

今治タオル

松山旅行の最終日午後から車で、内子というところへ出かける。和蠟燭の生産地として栄えた地域で古い町並みがある。あいにくの雨天で、駐車場には車は一台もなく、道を歩いている人も無し。閑散を通り越して寒々とした景色。帰り道に4人の人に会ったのみ。土…

松山に行った

春や昔十五万石の城下哉 正岡子規の句。 中学時代の同級生7人で松山へ旅行した。 松山城へ登るロープウェイ入口の階段の壁には、高浜虚子や河東碧梧桐の大きな絵。場内には投句のポストが設置され、俳句の都市に来たことを実感。温暖な気候なのだろう、白梅…

甘平

甘平(かんぺい)は蜜柑の種類の一つで、2月が出荷の最盛期。一個が600円ぐらいする高級ミカンである。糖度11もあり凄く甘い。ポンカンと交配してできた新しいブランド。愛媛県はミカンの新種づくりに積極的で、一年の半分を違う種類のミカンが出荷時期のピー…

電気自動車

朝のTVニュースで、中国では今物凄く電気自動車に力を入れていると報道していた。北京市内のひどい大気汚染を考えれば頷ける対策である。400万元の新車が補助金などで200万元で買えるとなると、そりゃあバカスカ売れるわな。トヨタもハイブリッド車…

六平太よ永遠に

『総務部総務課山口六平太』第81巻を買い一気読み。この巻が完結巻となる。なぜなら作画の高井研一郎は故人となってしまったから。1986年に「ビッグコミック」に連載開始されて以来、30年にわたり休むことなく書き続けて、現役のまま亡くなった。最後の一コ…

猫俳句パラダイス

倉阪鬼一郎の『猫俳句パラダイス』(幻冬舎新書)を読み終える。倉阪氏は猫大好き人間だったのですね。猫の俳句ってこんなにあるのかと思うほど、猫尽くしの俳句アンソロジー。猫に夢中、淫しているといっても過言ではないですね。猫を様々な角度からとらえ…

節分

一月はあっという間に終わり、はや二月。スーパーやコンビニの店頭には節分の豆が並べられている。昔は、自分の家で育てた豆を煎り、豆巻きをしたことを思い出す。自分の年の数だけ豆を食べました。毎年節分で豆を巻き鬼を追い払うのだが、鬼はすぐ家に戻り…