2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

物忘れ

最近なにかと忘れ物をする。昨日は、部分入れ歯をし忘れ、一昨日は時計をしないまま出勤。その前日は、壁にかけていたコートを着ないまま家を出て駅で気付いた。人の名前は出てこないのはよくある話し。いよいよボケてしまうのだろうか。この三日間の忘れ物…

水洟

寒くなると風邪をひく。TVに風邪のCMが増えた。通勤電車の車両も鼻水をすする音が絶えない。これで風邪をひかないのは、ありえない。マスクをして人様に迷惑かけないようにするしかないね。 水洟やお茶碗ひとつ箸一ぜん 後藤綾子の句。面白い。

子規の「写生」

昨日に続き、今井聖の『言葉となればもう古し』より。「第2章リアルの系譜—子規から楸邨へ」の<「写生」と「花鳥諷詠」>の文章を引用する。 人は限りある「存在」の瞬間を、見えるもの、聞こえた音、匂い、味覚、感じられる触感の中で実感し、そこに自己…

『言葉となればもう古し』

ちょっと早いが、冬用タイヤに交換する。これで雪道の心配はなくなる。とはいっても、私の住む地域は雪は1年に数回降るだけなので、勤め人としての一応の用心。 タイヤを交換している間、モスバーガーで『言葉となればもう古し 加藤楸邨論』(今井聖著、朔出…

『南風』12月号

家に帰ると『南風』12月号が届いている。 初めて津川絵理子主宰の選評をいただきました。 川底をゆつくり流れ柿落葉 落葉が川底に溜まっているのではなく、「ゆっくり流れ」ている。この中七が眼目。やや厚みがあってしっかりした柿落葉らしさが出ている。 …

蕎麦

昨日の昼食は、ざるそばを会社の近くの蕎麦屋で。 実は一昨日も、蕎麦を食べた。同じざるそばでも、これほど違うかというほど味の差を感じる。取り組む姿勢の差が出るのだな。一昨日の店は、土岐市下石町の『秋新』。田舎ソバの歯応えがたまらない。 秋新と…

定年バカ

勢古浩爾の『定年バカ』(SB新書)を読み終える。わたしはこの人の定年モノが好きで愛読しているが、結論はわかっているのである。一言「自分の好きにすればよい」。 勢古節で、快刀乱麻つぎつぎと定年本の主張を論破していくのがスカッとするのだな。 元…

勤労感謝の日

本日、勤労感謝の日。 新聞に、天皇退位は2019年5月有力と報道。平成も終るかと思うと感慨深い。就職して働き出したのは昭和56年からだが、平成の時代はわが勤労人生と完全にかぶるわけである。終焉という言葉が、ふっと浮かぶ。平成の終わりで、仕事を止…

『働きマン』

21日は『女子柔道部物語』第3巻の発売日。小林まことと言えば柔道マンガ、累計35万部とある。買って帰りの電車で一気読み、面白い。 帰宅途中に晩酌のビールを買いにコンビニへ立ち寄り。安野モヨ子の『働きマン』がコンビニ専用コミックで売られている。累…

皇帝ダリア

家の皇帝ダリアが満開を迎えた。開花時期は11月後半から12月前半。2メートルはある背丈で一番上に、薄紫の花がいくつも咲いている。寒空に圧倒的な高さを誇示し、毅然として咲くその様子は、皇帝の称号がふさわしい。5~6メートル伸びるものもあるらしいから…

冬紅葉

冬になっても見られる紅葉を「冬紅葉」と呼ぶ。寒さが厳しさを増していくとともに、紅葉の色合いは鮮やかさを失い、くすみ濁りだす。11月後半はまだ紅葉が残るが、冬の景色へと加速してゆく。 冬紅葉冬のひかりをあつめけり 久保田万太郎の句。

薬喰

今年も「柳家」になじみのメンバーが集結し、1年のご褒美に薬喰。「薬喰」は、古く仏教の訓えにより肉食禁止であったが、寒中には薬と称して獣肉を食べたことによる。鹿肉のヒレとロースを炉端で焼いたものを頬張り、味噌仕立ての牡丹鍋、自然薯のとろろ飯、…

サラ・ヴォーン

朝から雨が降っている。 本日は、家内の誕生日であるが本人はパートに出かけ不在。 部屋でサラ・ヴォーンのCDを聴いている。クリフォード・ブラウンがトランペット吹いているやつ。それにしてもサラは、歌が上手いね。どこがどう上手いと文章にできないの…

味いちもんめ 漫画家食紀行

ファミリーマートに行くと『味いちもんめ』の単行本が並んでいる。漫画家食紀行1とあるので、あれ新シリーズかと思ったら、「世界の中の和食」シリーズは全2巻で完結している。そうか、前のシリーズ、正直つまらなかったもんな。 今回のシリーズは、大物漫…

天動説

天の川天動説は捨て切れず 「俳句αアルファ」最新号の「αアルファ俳壇」に入選した、原田隆史(大阪)さんの作品。このコーナーは4人の選者がいるのだが、大串章選・辻美奈子選で入選、青柳志解樹選・津川恵理子選で佳作と、全員がこの句を採った。まさに快…

俳句アルファ25周年

奇数月14日は「俳句αアルファ」の発売日。書店レジで言われた精算額がいつもより多い。今回は25周年で、通常税込み1030円であるが、特別価格1200円のため。 「俳句αアルファ」は小生が初めて購入した俳句雑誌です。本雑誌で一番うれしいのは自分の投句した句…

ポリフェノール

ポリフェノールが高血圧予防に有効ということで、最近敏感になっている言葉第一位。カカオポリフェノールは血管を広げるというので、チョコレート食べてます。サントリーウーロン茶のペットボトルを買ったら、ラベルの文字に『美味・健康 福建省推奨』の下に…

衣被

里芋は4株植えて、本日残りの2株を収穫。できた芋は小ぶりなので皮つきで茹でて衣被にする。本日は、塩でなく味噌をつけて晩酌のつまみ。笑点を観ながらたらふく食べる。まだ残っているので、残りは煮っころがしにしますか。 採れたてを食べるのが、一番美…

冬空

11日土曜日、仕事は休み。パソコンに向かって数字と格闘していると疲れて仕方がない。休養も大切な仕事。 南風のメール句会、自分たちの携帯句会の俳句も準備しなくては。ということで電車に乗って俳句を作ることに集中。携帯句会の題は、<稲・刈・雀>季節…

カメムシ

カメムシは放屁虫ともいい秋の季語。悪臭が嫌われて、本人の意思とは関係なく嫌われ者となっている。 朝方、灯りをつけるとしきりにぶつかる音。カメムシである、おいお前どこから入ってきた、どこに隠れていたんだ返答せい、と言ってもこたえるわけもないか…

犬年齢

LINE に娘からメールが入る。9日はチップ(我が家の愛犬の名)の誕生日、13歳になりましたとある。 そうかもう13歳か、人間でいうと何歳になるんだ?獣医師会の換算表をみると、トイプードルは小型犬だから68歳か。いつの間にか、追い抜かれているではないか。…

百円の男 ダイソー矢野博文

『百円の男 ダイソー矢野博文』(大下英治著、さくら舎)を読む。矢野の話として紹介されている一文に共感する。 思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。 言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。 行動に気をつけなさい、それはい…

10月度南風メール句会

「南風」の10月度メール句会の結果がメール配信される。今回が3回目の開催。私の成績は4点句1、1点句1でした。2人から特選に選んでもらい、前回は2点句だったのが4点句まで前進。今回の参加者は39名で117句で互選、最高得点は津川主宰の11点句。 桝酒…

立冬

「立冬」は新暦11月7日頃をいう。暦の上ではこの日より冬になる。歳時記には、厳しい季節を迎える緊張感が感じられるとある。 会社近くのサークルKが昨日で閉店。場所を移してファミリーマートで15日から新装オープンの予定。その前はブックオフが営業して…

最中

「最中(もなか)」が最近のマイブーム。拾遺和歌集にある源順の歌「池の面に照る月なみを数ふれば今宵ぞ秋のもなかなりける」を知っていた公家たちが、宮中で行われた月見の宴において白くて丸い餅菓子が出されたのを見て「もなかの月」という言葉が会話に…

落花生の収獲

畑に植えた落花生の収獲をする。葉や茎が少し枯れて黄色くなってきたら収穫時期となる。さやが膨らんでいて網目ができていれば大丈夫。株を持って根元から引き抜くと、落花生が地上に現れる。今回初めて落花生を栽培したので、まあ上出来の成果と自己満足。…

桜紅葉

学校法人の所有地が広がる家の周囲には、桜の木がたくさん植えられている。桜の紅葉は早く、どんどん落葉となっていく。桜の花は美しいが、この落葉の始末は大変。あふれるほどの落葉と、枝だけになった裸木が淋し気に立つ。 紅葉して桜は暗き樹となりぬ 福…

文化の日

本日は文化の日。文化の日は、確率的に晴天が多い。本日も晴天なり。 愛犬を連れて朝の散歩に出かける。東には屏風山、太陽はまだのぼらず、広がる鱗雲がビンクにそまり、澄みきった青空を背景に、やわらかな色模様がひろかる。 鰯雲記憶は母にはじまれり伊…

冬蜂

朝の通勤電車、突然車内放送がかかって、前の電車が蜂の駆除のため千種駅に停車中で、運行が遅れるとのこと。蜂は出入りの扉から紛れこんだか。結局4分ほど遅れて動きだす。蜂は殺虫剤で駆除されてしまったのだろうか、哀れなことである。この時季、蜂の言葉…

日向ぼこ

今日から11月。寒さが増すなか、駅で電車を待っているとき、太陽の光の暖かさが身に染みる。 「日向ぼこ」が冬の季語なのが実感できる。 まなうらは火の海となる日向ぼこ 阿部みどり女の句。