2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

十一月終了

十一月も今日で終り。朝から訃報の回覧板を各班に配って歩く。八月尽のように尽がついて季語となる月とそうでない月がある。十一月と十二月ははっきりとした区別がつきにくいからか。従って「十一月尽」はないのである、語感も悪いしイメージがわかないとい…

冬の霧

昨日雨が降ったので、朝から霧が出てモヤがかかった状態。冬の冷え冷えした景色が続くと、朦朧とした景色もアクセントになって楽しめる。車の運転には注意が必要だが。今日は娘の軽自動車の納車日、どんな車を買ったやら。 冬の霧椋鳥翔つてもう見えぬ 廣瀬…

朝の出勤時に、土岐川で白い鷺が飛び立つ姿を見かける。鷺は、鷲や鷹のように季語にはなっていない。白鳥のように大きくもなく、ごく一般的な鳥と分類されているようだ。日本には19種類の鷺がいて、一般的なのはダイサギ、チュウサギ、コサギと分類されてい…

コート

日に日に寒くなっていく。今日から通勤に黒コートを着用。だんだんコートを着る人が増えてきた。服装の色も、黒っぽくなっている。 「外套」は冬の季語、英語ではオーバーコート。今は、外套もオーバーも余り使われず聞くことが少ない。語感が重さを感じる。今…

月間の作句数

1か月に俳句を何句作りますか?その総数は参加する句会やら結社の投句で大体決まってくるのではないだろうか。私の場合、仲間内の携帯句会8句、『南風』5句、南風メール句会3句、『俳句』への投句3句が基本で20句から30句というところ。 今月号の『南風』に…

金木犀

結社誌『南風』の12月号が届く。三栖隆介氏の「年間回顧 推賞の三十句(南風集より)」で私の句が採られていて、びっくり。 宅急便金木犀の香を入れぬ 宅急便を送るべく、箱を閉じる際、ちょうど金木犀の香が漂う時期で、この香も一緒に、との気持ちだろう。…

女子柔道部物語

小林まことの『女子柔道部物語』第5巻が発売、早速購入。帯にはコミックス1~5巻累計60万部突破とある。売れてますねえ、面白いことは間違いない。ひょっとしたら同作者の『柔道部物語』を超えるかもしれない。5巻のハイライトは新入生歓迎会でエモが歌う…

黒タイツ

第16回南風メール句会の結果が配信される。今回は53名、158句。締切が変更となり1回休んでから不振が続いたが、今回はようやく名前が出た。4点句、2点句が1句ずつ、特選にも2名の方に選らんでいただきました。4点を集めた黒タイツの句は、帰宅の電車で向か…

アンソロジー

昨日は『名俳句1000』(彩図社)を車中で読みながら帰宅。このアンソロジーは、1958年生まれの会社員佐川和夫氏が、自分の心に染みた名句だけを集め5年かけて本にしたもの。誰にもこうした欲望はあるもの。私も俳句を始めた頃、好きな俳句、何かしら感じた俳句…

強欲

日産のゴーン会長が所得隠しで逮捕された。一般人からすれば、桁違いの年収であるのに、不正をしてまで蓄財に励む強欲さに飽きれる。人間の欲望には限界がない。食欲や色欲のように、受け入れる器の容量かあるものはまだ抑制がきくが、金銭欲や名誉欲になる…

唐揚げ定食

昼食でいくちゃんぽん店が唐揚げ定食を新発売。幟旗が出ているので、食べてみるかと注文すると、このメニューは13時からと言われて断念したのが先週。再挑戦ということで注文する。皿に盛られた唐揚げ8個、キャベツ角切り、マヨネーズ、胡椒が添えられている…

マスク

マスクは冬の季語。この時期、病院や老健施設などに入ろうと思うと、風邪の感染予防のためマスクの着用が求められる。母の入所する老健施設も訪問者はマスク着用なので、車に一箱マスクを購入して常備している。春は花粉症対策で、近年は本当にマスクの着用…

日曜日

本日は晴天なり。日曜日の朝食、バターを塗ったトースト1枚、野菜サラダとヨーグルト、牛乳。 8時過ぎには小中学校合同の資源回収トラックが回ってくる、古着を処分して出す。今日は、午前中母のいる老健施設に行き、午後からは八幡神社の祭礼がある。妻の誕…

冬の夜

トリスハイボールのロング缶を買って帰り、晩酌。テレビは、男子スケートの羽生結弦を見る。圧倒的な演技に堪能させてもらい、入浴して就寝。明日は仕事。グッスリと眠ることができるなら幸せだが、数時間単位で寝たり起きたり。午前4時30分、まだ夜は開けな…

人身事故

昨日の帰り道、通勤に使っているJR 中央線が人身事故の影響で大幅に遅れる。再稼働したばかりだったので、車両はぎゅうぎゅうの缶詰状態。激しく消耗して家に帰る。事情はあるだろうが線路に飛び込むのだけは止めてほしい。何万という人にストレスと迷惑をか…

金子兜太『今日の俳句』

カッパブックスの金子兜太『今日の俳句』がアマゾンから届く。副題に、古池の「わび」よりダムの「感動」へ、とある。1965年の出版だが、後ろ表紙の若い金子兜太の写真が印象的だ。表表紙は俳句がズラリと並べられたデザイン。もう半世紀以上前の本だが、何が書…

この素晴らしき世界

会計事務所に会計データを送るため、先月分の仕訳チェックと勘定残高の確認作業をしていたら、パソコンがネット環境につながらなくなる。突然のトラブルに狼狽。結局、コンセントの差し込みが緩くなり接続不良だったのだが、あせりました。 パソコン作業の毎…

年賀状

朝早く従兄から、今年は年賀状何枚いるかと問合せメールがくる。従兄は郵便局のOB で今は子供が郵便局に勤めている。年末は年賀状の割当てがあるらしい。いつもの枚数を注文する。 年賀状というものは何時から始まったのか知らないが、最近は家の娘もそうだ…

『俳句の水脈を求めて』

角谷昌子の『俳句の水脈を求めて』(角川書店)を読了。平成時代に逝去した26俳人のコンパクトな評伝。飯島晴子から金子兜太まで錚々たる名前が並ぶ。それぞれが追及した俳句は様々な意匠をとり、俳句の世界を拡げて行った。俳句の多様さは、生きることの多…

健康診断

会社の定期健康診断の受診日が明日。ということで採便やら問診票やらの事前準備をする。最近は問診票もスマホで登録できるようになり大変便利。しかし、健康診断が洗練されても、自分の健康は落ちていくばかり。昔は治療中の病気なんてものはなく健康でした…

冬はじめ

本日10日は、南風メール句会の締切日。朝目覚めて気が付き、あわてて句をとりまとめ発信する。朝食をすませて、掃除をする。床の拭き掃除をして息が切れてしまう。不整脈のおかげで、ちょっとしたことが負担になる。うーむ、このまま冬眠してしまいたい気分…

立冬

歳時記では立冬を迎え、いよいよ冬である。流行語大賞がどうのこうのとテレビが放送中。年賀状の手配をする時期か。まだ1年を回顧するには早いが、来年は平成も終わる。今年の冬はしみじみ寒いかもしれない。 中年や独語おどろく冬の坂 西東三鬼の句。

星野高士「一輛」二十一句より

「南風」の「競読 現代の俳句」原稿の再録、これで最後です。星野高士「一輛」二十一句(「俳句」平成30年8月号)より。 一輌といへど鉄路や蛇苺 旅先で乗車したのか見かけたのか、運航している車両が一輌しかない地方の鉄道路線。一輌だけしかないけれどれ…

池田澄子「掬えば揺れる」五十句より

「南風」の「競読 現代の俳句」原稿の再録、第4弾です。池田澄子「掬えば揺れる」五十句(「俳句」平成30年5月号)より。 まんさくや痒い目を掻かない努力 努力というのは目的達成のために一生懸命に何かをすることであるが、この場合は痒い目を掻くことを…

櫂未知子「鍛錬」二十一句より

「南風」の「競読 現代の俳句」原稿の再録、第3弾です。 櫂未知子「鍛錬」二十一句(「俳句」平成30年3月号)より。 家ごとに小さき橋持ち冬灯 滋賀県醒ヶ井は、中山道の宿場町であり、地蔵川に沿って街並みが形成されている。名水「居醒の清水」を源流とす…

大木あまり「柊忌」五十句より

「南風」の「競読 現代の俳句」原稿の再録、第2弾です。 大木あまり「柊忌」五十句(「俳句」平成29年12月号)より。 太陽や七十歳の水着干す 水泳に通って泳いでいる人なのだろう。中七の「七十歳の」という措辞が威風堂々として全体をよく引き絞めている…

長谷川櫂「月」五十句より

所属する「南風」では、発表された現代俳句を対象に、感銘を受けた句1句、物申したい1句を選び鑑賞している。今年は、評者に選ばれ拙稿を掲載してもらった。「南風」の「競読 現代の俳句」原稿の再録です。 長谷川櫂「月」五十句(「俳句」平成29年10月号)…

整理整頓

娘が帰ってきて就職が決まるまで暇なので、家の片付けをしてくれている。おかげさまで手を付けていないところが片付いてありがたい。スペースがあればあるだけ、ものが置かれて放置され狭苦しくなっていく。人が生きていくのは難儀なことだ。 大いなる雑念と…

日本シリーズ

家に帰りテレビをつけると、日本シリーズ第5戦が放映中。見るとはなしに見ていると、試合は一進一退の白熱した攻防が続き、延長戦へ。十回裏、ソフトバンクの四番柳田が、バットを折りながらサヨナラホームランを打ち決着した。ドラマチックな試合に、最後…

鰯雲

朝、玄関を出て空を見上げれば、鰯雲が空一面にひろがる。鰯雲と呼ばれるのは、鰯の群に雲のかたちが似ているからとも、この雲が出ると鰯の豊漁の兆しだからとも言われている。言葉のイメージは、つながり、ひろがる、か。 鰯雲記憶は母にはじまれり伊藤通明…