2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

春の如し

少年や六十年後の春の如し 永田耕衣の句である。言っていることはいまいち分からないが、なにか心に触れてくるのはなぜだろう。還暦を過ぎた今「六十年」の言葉にも親近感を覚える。 三月も今日で終り。例年のように心浮きたつ事がないのは、新型コロナウイ…

志村けん逝く

志村けんの訃報が流れる。 ドリフターズのメンバーも、いかりや長介が亡くなり、一番若い志村けんがいなくなってしまった。改めて新型コロナウイルスの恐ろしさを感じる。死んでも身内さえ会うことができない。見えない恐怖と共存して戦々恐々としているのが…

無観客「笑点」

コロナウイルスの影響で、大相撲や野球の試合で無観客試合が実施されている。 本日放送の『笑点』は無観客の収録でTV放映された。さすがに拍手がないと進行が難しいので、スタジオのスタッフが駆り出されて拍手している。笑点メンバーも回答に対する反応が…

引越

娘が転勤となり、岐阜県下呂市のアパートへ引越の荷物を運ぶ。家電製品は新たに購入したので別便で到着予定。娘と私の車2台で余裕で運ぶ。ガスが使えるように業者に来てもらい午前中で完了。隣にある蕎麦屋で引越祝の昼食をとる。なかなか美味しい蕎麦であっ…

水仙

本日、朝から雨が降っている。次第に暖かくなっていくのがわかる。我が家の花壇は、水仙が満開。この土日は桜をはじめ花の見頃を迎えるが、新型コロナウイルス対策で、外出の自粛要請が各地ででている。人間界はストレスの春であるが、花達には思いっきり咲…

音楽は絵で表現できるのか

音楽は絵で表現できるのか。音楽を二次現の絵の中に流すことが可能なのか。 コミックの世界では、この不可能への挑戦が幾度も試みられた。ロックバンドを描いた、『BECK』、クラッシックでは『のだめカンタービレ』『ビアノの森』が素晴らしかったと思う。 …

文学の衰退

本屋へ行って思うのは、最近めっきり文学書の占める面積が減っていること。 売れないのだろう。本自体の出版点数は多いが、文学全集が売れたのは、はるか昔のことになってしまった。小説家が文豪などと呼ばれたのも三島由紀夫ぐらいまで。文学と呼ばれたもの…

蔵書整理ジ・エンド

岐阜市の徒然舎さんに来てもらい蔵書の最終処分。これで来てもらうのも5回目。文庫本は前回までで片付いたので、今回は演劇書、小説、詩歌関係のハードカバー、雑誌そしてマンガ。学生時代の演劇関係の本、ポスター、初期の1桁番号から目黒編集長が辞める…

言葉遊び

漫画の『山口六平太』を読んでいたら、有馬係長と部下の村木が、出張の時間つぶしに面白い言葉遊びをしていた。有馬係長は当初連歌をしようと思っていたが、村木が素人なので方針変更。五七五七七を分解して、五文字と七文字それぞれ思いついた言葉を紙に書…

それでも読書はやめられない

勢古浩爾の新刊『それでも読書はやめられない』(NHK出版新書)を買い一気読み。内容は帯に書かれているように、勢古の「痛快なる読書一代記」。私は、いつもの勢古節が読みたかっただけ。勢古の本の趣味は、私と似ているのに改めて気づく。勢古は1947年生ま…

無呼吸症候群

無呼吸症候群と診断されて久しい。今はCPAP治療で、月に1回専門医の診療を受ける。無呼吸症候群は治るんですかと尋ねたら、治らないとの回答。CPAPの器械はメガネみたいなものと言われる。一生のお付き合いですか、面倒と思うものの心臓に負担をか…

学校統合

配布された市報を見ると、卒業シーズンなので中学校の皆勤した生徒の写真が載っている。気づいたのは、中学校の数がいつの間にか、公立は瑞浪、瑞浪南、瑞浪北の3校になっていること。私が中学生の頃には、だいたい各町1校中学校があり、陶・稲津・瑞浪・瑞…

「れ」 ママ ここに カンガルーがいるよ 北村薫の『詩歌の待ち伏せ1』で知った、三歳の子供の発語。詩の原型とでもいうべきか。初出は読売新聞の「こどもの詩」に寄せられたもの。ひらがなの「れ」の字を見て、その子はお母さんに文字を指さしながら、自分…

蔵書整理

来週、徒然舎さんに来てもらう予定なので土日かけて実家の蔵書整理をする。半世紀分の蒐集の結果なので、それなりの物量はある。二日間あれば片付くだろうと思ったが、思い出にふけったり、疲れて手がとまったりで作業ははかどらず、四分の一程未整理。部屋…

飯田龍太全句集

書店で4月の新刊案内の広告を見ていたら、角川ソフィア文庫で『飯田龍太全句集』が出ると書いてある。これは嬉しい。飯田蛇笏、橋本多佳子、西東三鬼に続く第4弾の全句集文庫の刊行である。角川書店は飯田龍太の全集を出していたし、これは難しくないだろう…

逆縁

人の死は悲しい。親より先に子が無くなる逆縁は、語ることさえつらい。 社員の息子さんが亡くなったとの知らせが入る。サッカー選手の息子さんは推薦で大学にに入り、選抜チームに入るほどのスポーツマンだったが、練習中に突然倒れて病院へ搬送され、脳死一…

大島史洋

岡井隆の『現代百人一首』(朝日文庫)を読んで、初めて大島史洋を知る。大島史洋は、岐阜県中津川市東町に生まれ、中津川高校から慶応義塾大学文学部へ進学、早稲田大学大学院卒業後、小学館に入社し国語辞典の編纂に携わる。若山牧水賞、迢空賞も受賞した…

別役実逝去

劇作家の別役実が82歳、肺炎で亡くなった。新聞には不条理演劇の第一人者とある。私が別役実の名前を初めて知ったのは、学生劇団に入り、初舞台が『黄色いパラソルと黒いコーモリ傘』という彼の戯曲だったから。正直内容は分からず、大根役者を露呈しただけ…

函館こがね

スルメは、なくてはならね酒の友。乾き物のつまみの代表選手。私が好きなのは「函館こがね」。函館で北海道産のスルメイカを原料に皮つきのまま天日干しして作られ、保存料や着色料を使用しない。味がよく染みていて、噛みしめる楽しさがあり絶品。 スルメイ…

『ねこのほそみち』

堀本裕樹とねこまきのコラボ作品『ねこのほそみち』を購入。猫を詠んだ俳句に、堀本裕樹が文章をつけ、ねこまきがマンガを描いたもの。まえに購入した『ねこもかぞく』がよかったので、隣に並べてあったこの本も読みたいと思った次第。なんといってもねこま…

俳諧の詩学

川本皓嗣『俳諧の詩学』(岩波書店)を読み始めた。最初の〈俳句の「意味」とは〉の章で、詩の特徴は「表現の意外性」「意味の不確定性」の2つ、どこか引っかかるへんな言い方をすること、これがそうだと意味をはっきり断定できないことだと言う。なるほど…

JRの駅で電車を待っていると、鳩がプラットホームを頭を突き出しながらぐるぐる歩き回っている。人がいようがおかまいなしに、啄みながら移動していく。餌になるものが落ちているのか、電車が好きなのか。 鳩とカラスは人間の住む場所に必ずいるなあ。ぼー…

コンパル

「コンパル」と言えば。名古屋の喫茶店の老舗。創業は昭和22年、現在名古屋市内に9店舗。私がいつも利用するのは平和店。入口の看板にスパゲッテイのランチの案内。今までなかったメニュー。あんかけスパも扱いだした。調理人が交代したので、店も新機軸…

湯呑茶椀

こんなにも湯呑茶碗はあたたかくしどろもどろに吾はおるなり 俵万智の『短歌を読む』(岩波新書)を読んでいたら、久しぶりに山崎方代の短歌に遭遇。山崎方代いいね、好きだわ。

区長人事

3月は、次の区長を決める月だが、例年のごとくもめる。背景にあるのは居住区の高齢化。中年世代がいず、過半数が高齢者なので、役員が出来る人は限定されてくる。今後のローテーションの議題を討議する。区長が何回も回ってくるのも仕方がないが、決め方に納…

まんだら屋の良太

コンビニ用のコミックで『まんだら屋の良太』が売っていたので、ついつい買ってしまう。このマンガは全巻揃えたはずだが行方不明、いや懐かしい、良太も月子も昔のまま。絵は上手いとは言わないが味があって好きだ。若いころは「性」は最大の関心事、SEX…

ジュンク堂書店ロフト名古屋店閉店

ナディアパーク地下1階に店舗を構える『ジュンク堂書店ロフト名古屋店』が、シャッターがしまり閉店の案内が貼られていた。ショック!いつも利用していたのに。 栄にはオアシス21南隣ブロックの明治安田生命名古屋ビル地下1階に『ジュンク堂書店名古屋栄店』…

3月始動

今日から3月。とりあえず床屋に散髪に行きスッキリする。 今月は、実家の残りの蔵書を整理して徒然舎さんに引き渡さなければならない。まずは整理場所の確保ということで、実家の片付けをする。昔の日本家屋なのでスペースだけはある。スペースがあると、何…