2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

村越化石

『俳句界』7月号の特集は「魂の俳人 村越化石」。今年1月に荒波力の『生きねばや―評伝村越化石』が出版されたからだろうか。ハンセン病患者の村越化石は、少年期から隔離生活を余儀なくされ、最後は全盲となったが、素晴らしい句群を残した。 生き堪へて七…

ゴルトベルク変奏曲

言い伝えによると、不眠症のロシアの大使のためにバッハが作った曲らしい。私は寝てから目が覚めると寝られないのである。仕方がないのでジャック・ルーシェを聴きだしたが、やっぱりグールドが聴きたくなり、CDを捜すが行方不明。あきらめてグールド最初の…

快眠

一昨日は検査入院でクリニックに泊まり、結局寝られず一日苦しい思いをした。寝るなら、やっぱり自宅が一番。誰が何と言おうと、慣れたベッドと寝室が一番落ち着くのである。昨日は一度起きたが、十分に睡眠がとれた。寝起きがさわやかでないと、いい一日の…

検査入院

19日、かかりつけのクリニックへ検査入院。無呼吸症候群の数値が悪化したため検査が必要とのこと。夕方クリニックに入り、電極を身体中に装着して7:30より検査開始。口を塞いで鼻呼吸なので、最近動悸息切れが激しい私は呼吸困難で目が覚め、それから眠れな…

プレミアムハイボール<白州>

2023年は、サントリーの創業者・鳥井信治郎氏がのちにニッカウヰスキーを創業する竹鶴政孝氏らとともに、日本初のモルトウイスキー蒸溜所「山崎蒸溜所」を建設着手した1923年から100周年にあたる。これを記念して、6月6日数量限定で「プレミアムハイボール…

蛍狩

じゃんけんで負けて蛍に生まれたの 池田澄子の有名な俳句である。 土岐市鶴里町で16日開催された『ホタルまつり&竹灯り』に出かける。公民館の2階でアンデス&ラテン音楽「TAKISUN」のミニコンサートを聴く。その後、ホタルを見て川沿いに歩く。子供の頃ホ…

黒崎善四郎

『北村薫のうた合わせ百人一首』(新潮文庫)を読んでいる。この本超絶面白い。解説の三浦しおんは、「本書をふがふが読んだ」とあるが、現代短歌のめくるめく世界を散策できる。 黒崎善四郎の介護5の妻を詠んだ歌群が胸をうつ。 東京にもこんなに綺麗な秋晴…

自分がおじいさんになるということ

おじいさんと呼ばれるのはいつからなのだろう。年金をもらいだしたらか、孫ができたらか。 意外に本人は自覚が無い、体力が落ちて薬のお世話になっているにも関わらずだ。爺さんと呼ばれるのは後期高齢者になってからだなと、身勝手極まりない。 勢古浩爾の…

サクランボ

サクランボが旬を迎えている。スーパーにパックがずらりと並んでいるので、一つ購入。サクランボは好物なので季節になったら、買わずにはいられない。サクランボの生産は、7割が山形県であり、私の買ったのも山形産である。サクランボでも『佐藤錦』は糖度…

和田誠展

Amazonから『和田誠展』の公式図録が届く。厚さ5センチはあるかな、83年の和田誠の画業が一冊にまとめられ、どこを開いても楽しい。 和田誠が亡くなったのが2019年で、現在巡回展が開催中であり、現在は京都で18日まで。この秋には刈谷市美術館で開催予定、…

お早ようございます

午前五時、目が覚めた。朝の冷気を身体に感じる。カーテン越しに、囀る鳥の声が聞こえる。カラスもたまになく。川の水音は絶え間ない。蛙が鳴いた。自動車の音、もう動いている人がいる。一日の始まりはそれぞれ。日曜日はしっかり休んだので、体調は良し。…

『滑走路』

『クドウ、萩原慎一郎っていう歌人知っているか?』と、3年ぶりの大学時代の仲間の飲み会の二次会で友人Sが聞いてくる。萩原と聞いて私が思い浮かべたのは、萩原裕幸。『滑走路という歌集出してるんだけど』。歌集『滑走路』が書棚にあること、映画にもなり…

山崎方代

山崎方代という歌人がいた。 ときおり、方代の歌を読み返す。 こんなにも湯呑茶碗はあたたかくしどろもどろに吾はおるなり ねむれない冬の畳にしみじみとおのれの影を動かしてみる 人間はかくのごとくにかなしくてあとふりむけば物落ちている ぐっすり眠りた…

計画運休

台風2号と梅雨前線の影響で、2日は大雨。昼食に外に少し出ただけで、ズボンはびしょ濡れ。通勤に使うJR中央線は11時頃には高蔵寺以降の計画運休を発表。午後には面談の約束もあり、宿泊を覚悟する。仕事を終え、名古屋栄のサウナフジを予約。店内で一人晩…

ともだち

1日は会社を休み、幼馴染みの葬儀に参列。保育園、小中学校が一緒、大人になってからも、旅行へ行くなどして遊んだ。LINEに入った突然の訃報に驚く。最後に会ったのは去年の8月、大動脈乖離になったが一命を取りとめ、元気な姿で話をしていたが。建築士で…