2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

入院

独り住まいの義母が救急車で緊急搬送。病院にかけつけ入院手続きをする、軽い脳梗塞との診断。わが家も高齢化社会だから、親でも子でも誰が倒れてもおかしくない。 書類を記入していると、隣のベッドの老人が癇癪を起して看護婦にあたりまくる。身体が思うよ…

災難

セブンイレブンで100円コーヒーを飲んでいたら、うっかりコップを倒し、読んでいた本にこぼして濡らしてしまう。アチャー、やってしまったではあるが、何ともならない。事実を受け入れるのみ。 災難は忘れた頃にやってくる。 諦めも決意に似たり秋深む 松本…

疲労

疲れがたまっているのを身体に感じる。肩こりで両肩がパンパンになっている。 昼休みにリポビタンDを飲んでしまった。効果はあまり期待していないが、おまじないのようなもの、気の持ちようが大事。 今日は会社を休んで諸事片付け仕事。ゆっくりと休みたい…

晩酌

酒の美味い季節になった。白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり 若山牧水の短歌が思い出される。 今日は仕事が一段落したので、日本酒ならぬハイボールで一人晩酌。疲れた日は、飲んで寝てしまうに限る。 ハイボール二缶で酔夢衣被

『俳句』10月号

俳句10月号が発売されたので購入する。今月号の特集は、実作に役立つ俳句基礎用語集。最近はほとんど受験雑誌かマニュアル本になってしまった。売らなければならないのはわかるが、編集もマニュアル化していないか。版型を変えリニューアルした『俳句アルフ…

仲秋の名月

9月24日は、仲秋の名月。2階のベランダから月を見上げる。月見の風習は平安時代からだから、日本人の風流の歴史は長い。地球を挟んで月と太陽がきれいに向かい合うのがこの日、完全な満月は25日らしい。月に照らされてみたものの、句は浮かばない。最近は俳…

彼岸花

彼岸花が咲いているのを、あちこちに見かける。赤い花が群れ咲くさまは壮観。彼岸花は曼珠沙華の季語で句に詠まれることが多い。彼岸の言葉がイメージが強すぎるためだろう。昔、山口百恵が「マンジュシャカ」と歌っていたが、あれはなんだったのだろう。赤い…

運動会

日曜日なのに小学生が列をつくって登校していく。ああそうか、今日は運動会なのだ。我が町内は、小学校、中学校、町内と毎週運動会が開催されている。気持ちのいい青空が広がる。楽しい一日になるといいね。 運動会午後へ白線引き直す 西村和子の句。

秋冷

雨の降る日が続き、朝晩は冷え込むようになった。あんなに暑さにあえいでいた日々が嘘のようである。 明日は晴天の予報だから、ひさしぶりに布団を干そうか。温かな睡眠環境が大事、ぐっすりと眠りたい。それが一番の幸せ。 秋冷の道いつぱいに蔵の影 廣瀬直…

野見山朱鳥 熟柿

柿の木にたわわに柿の実がぶらさがっている。すでに、雨風に吹かれ地に落ちて転がっているものもある。 いちまいの皮の包める熟柿かな 野見山朱鳥の句である。もう中身はとろとろに熟れきっている柿の形状を保っているのは一枚の皮なのだ。少しでも皮にキズ…

西村和子 心音

水音と虫の音と我が心音と西村和子の句集タイトルとなった句である。一句に三つの音の文字を用いて、「おと」「ね」「おん」と読みわけ、並列の助詞の「と」が切れとリズムを刻む。自在な言葉使いの格調高い名句である。 我が家はこの句のとおりである。家の前を川が…

青蜜柑

実りの秋である。スーパーには果物がズラリとならぶ。緑色の青蜜柑がいかにも食欲をそそるので購入しました。甘味はすくないが、柑橘系の酸味がたまらない。我が家のわんこも蜜柑大好き。ペロリと平らげておりました。 部屋中に香りひろがり青蜜柑

還暦

本日、朝から快晴。六十歳の誕生日、還暦を迎えた。いつもと同じ朝である。愛犬と朝の散歩、朝食を食べ、清掃。 これからは、できるだけ煩わしいことからのがれて楽しくすごそう。 「幸せ」とは自己申告、綾小路公麿も、我が母も同じことをいう。 通り抜けでき…

古希のリアル

勢子浩爾の『古希のリアル』を読了。勢子節が好きで、このリアルシリーズを読み続けているが、喜寿、傘寿と続いていくのかな。まあ、そのあたりの年齢になれば、みんな大差のない後期高齢者だろう。とっつきにくい爺さんだが言っていることは同感すること多…

『1968年』

本屋で『1968年』(中川右介、朝日新書)という本を見つける。ちょうど今から50年前が1968年で私は10才、小学4年生の頃だ。帯に「あしたのジョー、少年ジャンプ、黒部の太陽、帰ってきたヨッパライ、花の首飾り、江夏豊、ウルトラセブン」の文字が。懐かし…

味噌煮込みうどん

昨日の昼食は、会社隣の蕎麦屋で味噌煮込みうどんを食べる。今シーズン初めての味噌煮込みうどんである。肌寒くなってくると味噌煮込みうどんが食べたくなるのである。名古屋地域のローカルフードだが、固めのうどんを土鍋で各種具材とともに、赤味噌で煮込…

無花果

スーパーで無花果を買う。無花果は花嚢であり実ではない。だから種は入っておらず、先が割れた感じになる。食感もそうだが、ふわふわしたイメージのフルーツ。人ばかりでなく、我が家の愛犬も無花果を喜んで食べる。 無花果の割るといふにはやはらかき 川崎…

家族葬

近隣の方の訃報が届く。家族葬で葬儀は行うとのこと。最近は家族葬が多くなったが、葬儀がサービスの一つとなってしまった。地区の人が総出の自宅葬など今や出来ないだろう。家族葬の事情は様々だろうが、人生の最後にあたり見送りたいと思う人は、近親者に…

栗きんとん

句友から「栗きんとんはどこが一番うまいか」と質問メール。銀行勤めの時に、中津川も恵那も勤務していたので大半の店は知っているが、まあ好みの問題。恵那では食べ比べできる栗きんとんセットが駅の販売所にあるのでそれを買うとよい。栗きんとんは誰でも作…

秋刀魚

昼食は、サンマ焼定食を食べる。まるまる一匹、塩サンマが焼いてある。去年はサンマが不漁で品薄だったが、今年は好調らしい。サンマは庶民の魚の代表選手、よく食べます。 荒海の秋刀魚を焼けば火も荒ぶ 相生垣瓜人の句。

小田原城と蒲鉾

旅行2日目。ガラス美術館を見学したあと小田原へ出る。鈴廣のかまぼこ博物館へいく。すごい人出、蒲鉾が次から次へと売れてゆく。小田原城は改装したので建物はきれい。お城からは太平洋が一望、雄大な景色がひろがる。 爽やかや風の言葉を波が継ぎ鷹羽狩行…

箱根湯本

バラバラに住んでいる親子が集まり、ひさしぶりの家族旅行。還暦祝いで子供たちのプレゼント、箱根湯本に一泊。大涌谷はガスと強風で何も見えなかったが、翌朝ホテルの部屋から空にかかる虹を見た。しかも2本も。 秋の虹消えたるのちも仰がるる 山田弘子の句…

奥の細道迷い道

吉行和子と冨士真奈美の『奥の細道迷い道』(集英社インターナショナル)を読み出す。彼女たちも今や八十歳台。東京やなぎ句会の消息も出ていたが、矢野誠一と柳家小三治の2人になってしまった。時は流れているのだ。 地の底に冬眠という宴あり 吉行和子の句。…

鏡花忌

7日は、文豪泉鏡花の忌日「鏡花忌」である。中学生の時『高野聖』を読んで、ゾッとしたことを思い出す。鏡花全集を集めようとして挫折したのも苦い記憶である。鏡花には華やいだイメージがある。俳句も尾崎紅葉のもとで作っている。 真夜に覚め夢に色ある鏡花…

四ツ谷龍

四ツ谷龍の『田中裕明の思い出』(ふらんす堂)を読了。四ツ谷龍が1958年生まれで同年ということを知る。田中裕明への理解も深まったが、四ツ谷龍への関心も高まる。そういえばこのあいだ句集を買ったはずと思う。秋の探索コースがまた一つできた。 マクベス…

停電

台風21号の影響で、JR 東海中央線は午前中で運転中止。再開したのは午後10時過ぎ。稲妻の光るなか自宅へ帰りついたのが11時15分頃、疲労の上に停電の追い打ち。不幸は不幸を引き連れてやってくるか。電気のありがたさを、つくづくと思い知らされる。 いなび…

朝風呂

9月になり、身体に寒さを感じ出すと風呂がとても大切な場所になる。わけても朝に入る風呂は格別。ゆったりと四肢をのばして湯につかれば幸福の極み。 虫の音や少し眠りて朝の風呂

芝不器男

2日の日曜日は、実家の倉庫を午前中かけて片付け、ゴミ袋を8杯出す。 午後は疲れたので、ベッドに横になり『芝不器男の百句』(ふらんす堂)を読み出す。著者は村上靹彦主宰なので、読み慣れた文章のリズムにのって一気読み。 永き日のにはとり柵を越えにけり…

獺祭

毎月第一土曜日は、地元の同級生の飲み会、9月は誕生祝ということで「獺祭」を差し入れる。獺祭はどういいう意味と聞かれカワウソのことだとまでは答えたが、祭はなぜついているのかとは即答できず。後で調べたら、カワウソは自分のとった魚を並べ、人が物を…

九月

今日から9月である。個人的には9月生れなので、いよいよ60才に到達、還暦を迎える。人は、あとどれくらい生きるのかわからないから生きていられるのかもしれない。もうこれからは、好きなことだけしてわがままに生きたいと思う。 朝方は雨がふっていたが、…