2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

花火

昨日は町の夏祭り。夜には、小学校のグランドから打ち上げ花火が揚がる。家の2階から花火は見ることができるので、淡々と打ち上げられる花火を眺めていた。長良川や豊田の花火大会のような大掛かりではないが、故郷の夏の風物詩である。花火をあげるだけの…

青柿

柿の実がどんどん大きくなっていく。夏の間は青いまま成長していくので、葉の間にひっそりと隠れている様な感じで存在感がない。柿の木は日本の庭には植えられていることが多いので、ありふれた日常風景ではある。正岡子規は、柿が好物だった。 青柿や昼餉の…

冷蔵庫 ブログ900回到達

冷蔵庫は、夏の季語。冷蔵庫が初めて我が家にきたとき、製氷器で四角い氷を作るのが楽しかった。冷蔵庫の家庭への普及は本当に革新的な生活の変化をもたらした。今では当たり前で誰も何とも思わないが。最近は冷蔵庫など白物家電は、日本では衰退してしまっ…

風鈴

風鈴は誰が考案したのだろう。ちりんとなる音に涼しさを感じる繊細な心。日本人の感性はすごいね。 自分の部屋に吊るしてあるのは、永平寺の門前の土産物店で買ったもの。きれいな音がするので愛用している。 風鈴の音の中なる夕ごころ 後藤比奈夫の句。

胡瓜

胡瓜は、おそらく誰にでも簡単に栽培できる野菜の一番候補ではないか。あっという間に成長して巨大化してしまう。うれしい野菜です。胡瓜は夏の季語であるが、いまは一年中スーパーにならんでおり季節感は無い。しかし畑でとれた、野性味のある曲がった胡瓜…

扇風機

自宅ではクーラーは使わず、もっぱら扇風機ばかり。夜も窓を開けたり、扇風機をつけたりしながら過ごしている。扇風機の国産品は1980年代にできたらしい。もう一世紀以上使われているのだから、大したもんだ。家格も数千円台で、こんなに安くて申し訳な…

茄子

ホームセンターで、秋茄子、鶏頭、小菊の苗を2本ずつ買い、家の菜園に植えこむ。茄子は収穫が終わり、向日葵も終わった。草取りをして手入れしてやる。主役は、つぎつぎ交替していく。 採る茄子の手籠にきゆァとなきにけり 飯田蛇笏の句。「きゆァ」の擬音…

なごや弁

佐藤正明の『なごや弁』(風媒社)を買い、通勤の帰りの電車で一気読み。面白いこと、保証します。私の住んでいるのは岐阜県だが、県庁所在地へいくよりも名古屋市の方が近い。生活文化面では圧倒的に名古屋の影響下にあるが、方言も名古屋弁と一緒である。 …

草いきれ

「草いきれ」は、夏の季語。繁茂した夏草の醸し出す熱気をさす言葉。 梅雨明けし、学生は夏休み。夏は暑くなければ、夏に非ず。 草いきれハンカチ顔を一周す

蚊帳

蚊帳(かや)は、蚊を防ぐため吊り下げて寝床を覆うもの。麻や木綿で作り、柱などの四隅に掛けて吊る。子供のころにお世話になった記憶があるが、今の時代に使っている家があるのだろうか。幼児用の折り畳み式蚊帳は今もあるが。 蚊帳もまた、生活環境の変化…

守宮

ヤモリを家の洗面台に発見。蜥蜴に似ているが、もっと小さい。ヤモリ科の爬虫類で、餌は小さな昆虫類、指の裏に吸盤があり壁などにぺったりと貼りつく。意外と長生きで10年くらい生きるらしい。 定位置に夫と茶筒と守宮かな 池田澄子の句。

女郎花

畑に植えた2本の女郎花が開花して、眼を楽しませてくれる。蜜を集めに花虻が、網をかけに蜘蛛が、枝にはバッタが、女郎花に様々な虫が集まっている。楽しいね。 女郎花は秋の七草のひとつ。花言葉は、「美人」「はかない恋」「親切」。 雨風の中に立ちけり…

梅雨明け

18日、気象庁は東海地方の梅雨明けを発表。平年より3日早く梅雨明けとなった。 昨日は海の日の祝日で、飲食店は休みが多く昼飯を食べるところを探して彷徨った。 いよいよ本格的な夏の暑さがやってくる。 夏痩せて嫌ひなものは嫌ひなり 三橋鷹女の句。バ…

アイズピリ

ポール・アイズピリはフ1919年パリ生まれのフランスの画家。ヤマザキマザック美術館で展覧会が開催されているので見に行く。アイズピリの生年とヤマザキマザックの創業年が一致しているので、積極的に収集しているのだろう。見た作品のなかで最も印象的…

古書展

名古屋栄の「丸栄古書展」を覗く。紙物や絵が多くて、本は少ない。 矢島渚男『蕪村の周辺』とふらんす堂の文庫句集4冊を購入。 この後は句会仲間と懇親会。遅くまで飲みました。 夏座敷半年ぶりの顔見せて

端居

「端居」は夏の季語。室内の暑さを避けて、縁先や風通しの良い端近に座を占め涼をとることをいう。縁側というものは、最近の住宅から消えた。バルコニーがあるくらいか。クーラーはよく冷えるが、風情はないなあ。 端居して濁世なかなかおもしろや 阿波野青…

ビアガーデン

鶴舞のビアガーデン『浩養園』に繰り出す。ここはサッポロビールの直営店。屋外の席は5種類のビールが楽しめる。蝉の声を聴きながら、ジンギスカンをつつき飲むビールは格別に旨い。 乾杯の声はりあげるビアガーデン

帰省

子供たちから、盆休みの帰省の連絡が入る。 俳句では「帰省」は夏の季語となっている。帰省のピークは8月のお盆前後で秋となり、季語と実態にずれが生じている。 桑の葉の照るに堪へゆく帰省かな 水原秋櫻子の帰省の句。今や養蚕のための桑畑もなくなってし…

坪内稔典

『坪内稔典百句』(創風社出版)を購入。稔典先生の俳句は、すべてが良いとは思わないが、独特の世界があることは疑いをいれない。河馬やアンパンなどこだわりを追及して突き抜けた感じ。保守的な世界に立てこもらないのがよい。 芸能人で好きなのは阿川佐和…

永六輔

永六輔、83歳で逝く。東京やなぎ句会の俳号は「六丁目」。 東京やなぎ句会のメンバーも、小沢昭一、加藤武、入船亭扇橋、桂米朝と次々に物故し残る人は柳家小三治など数人となってしまった。 東京やなぎ句会の句会の様子があまりにも楽し気だったので、自…

涼し

名古屋の今日の最高気温は35度とTVニュース。「涼し」という季語は、歳時記によれば、夏の暑さのなかにあってこそ感じられる涼気をいうと解説されている。涼しさを求める一日になりそう。 どの子にも涼しく風の吹く日かな 飯田龍太の句。涼しい風が吹い…

あんかけスパ

あんかけスパは名古屋めしのひとつ。名古屋のジャンクフードもいつのまにか全国区の食べ物になってしまった。外食する時は、名古屋駅近くの『チャオ』がお気に入り。家で作るときは、ヨコイのソースを使う。このトロッとしたソースがいいんだよ。今日のお昼…

短夜

夏の季語である「短夜」(みじかよ)は、角川文庫の歳時記に「夏は夜が短く、暑さで寝苦しいのでたちまち朝になってしまう。明けやすい夜を惜しむ心は、ことに後朝(きぬぎぬ)の歌として古来詠まれてきた。」とある。 本当に寝苦しい毎日である。浪漫溢れる…

雪の下

新職場も3か月が過ぎ、ようやく慣れてきたところ。 「雪の下」は、庭にこっそりと生えている様な感じ。緑の丸い厚での葉で、赤く細い枝の先に白い花をつける。民間薬の原料として重宝された。 漸くに落つくくらし雪の下 深川正一郎の俳句に共感。

ちくさ正文館

仕事が少し早く終わったので、千種駅ちかくにある「ちくさ正文館」に立ち寄る。 大学生時代からお世話になっていますが、月に一度は覗きたくなる本屋さん。こんな本があるのかと、行けば必ず発見がある。物量なら丸善やジュンク堂に行けばよい。本を探す喜び…

冷し中華

昼食の世間話で、セブンイレブンの冷し中華が素晴らしく旨いという話になる。 早速に購入して食べてみる。なるほどこれは飲食店の冷し中華を凌駕するかもしれない。絶妙なスープと、麺の茹で加減。具もたっぷりで言うことなし。 「冷し中華」は夏の季語であ…

平松洋子

平松洋子の『ひとりで飲む。ふたりで食べる』(講談社+α文庫)をつまみ読みしている。平松の食エッセイは、ほんとに上手い。なんでも食べたくなってくる。文藝春秋で谷口ジローとコラボした企画は最高でした。 夏こそ食べないとばててしまう。しっかり食べ…

日に日に蝉の鳴く声が大きくなっていく。 地の底から這い出てきた蝉の命は短い。彼らは命の限りを尽くして、鳴くのである。 蝉の音をこぼす梢のあらしかな 芭蕉門下、支考の句。

百日紅

家の前の空き地に百日紅の木がある。今年もまた白い花をつけた。百日紅は花期が長いので、長く楽しめる。樹皮がはがれやすく、つるつるした幹は猿も滑り落ちるというので「サルスベリ(猿滑)」と名付けられたらしい。 百日紅雀かくるゝ鬼瓦 石橋秀野の句。

熱帯夜

日中に蝉の声が聞こえると思ったら、昨日の夜は熱帯夜。窓を開けて寝ても暑くて眠れない。今年の夏は極暑の予想だが、どうなることやら。 左むき右むき左熱帯夜