2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

岐阜タンメン

今週の「秘密のケンミンショー」で、岐阜タンメンが取り上げられていて、最後まで地元びいきで見てしまった。ただ、岐阜タンメンという食べ物は、漬け物ステーキや鶏ちゃんのように地域的な広がりと歴史がある郷土食ではなく、一企業のブランドにすぎない。…

次の世も

次の世もわれを娶れよ君の辺に飯炊き鳥飼い花を育てむ 白岩ユリの歌。 ここまで言われたら男子の本望である。 手を振って出て行った彼女の夫は、そのまま出先で突然死んでしまった。夫を亡くした彼女の悲しみが切々と伝わってくる。

ハイボール

7パーセントのロング缶のハイボールを飲んでしまうと、もう途端に何もかも面倒になる。やりたいことややらなければと思うことがないわけではないが、すべては後回しとなる。 秋も深まってくると、なぜか酒が恋しくなる。若山牧水がしみじみ詠んだ短歌をつぶ…

閑話休題

仲間内の携帯句会へ出す俳句を7句作る。 今日はもう疲れたので、おしまい。 エネルギーが持続しないのは、年をとったということか。 正直に咲いてこぼれて鳳仙花 遠藤梧逸の句。

アロエ

最近スマホにアロエ製品の広告がさかんに出るようになり、変なサプリよりアロエでも飲むかと、ドラッグストアーでアロエの絞った原液を買ってくる。昔から民間薬として「医者いらず」と呼ばれ重宝されてきた。子供の頃家でアロエを栽培していたことは覚えて…

嬉しいこと 楽しいこと

毎日何か「嬉しいこと 楽しいこと」がないか探して暮らしている。 母を預けている施設からポリデントが無くなるので届けて下さいと連絡があり、持参すると面会禁止が解けて会っていかれますかと言われ、久しぶりにガラス越しではあるが母と話をする。コロナ…

第39回南風メール句会

第39回南風メール句会の結果が配信される。今回は69名参加、207句の投句。投句した3句がすべて選ばれたのは初めて。 なあと言ふ声にうなずく夜長かな 特選2、並選1 長月のかんらと鳴りし白き骨 特選1 秋冷やニュースに付きし効果音 並選1

恋愛関係の距離感

河野裕子が『現代うた景色』で、最近の恋の歌に感じる違和感を「距離」の問題と指摘している。時代は他人との距離を強く意識するようになったのは間違いない。 「距離を測りながらの恋愛とは、少しさめた高度な人間関係なのかもしれない。お互いの中に踏み込…

右城暮石

右城暮石の俳句を読んでいる。右城暮石の俳句は、真っ直ぐに物を見た飾り気のない詠みぶりで、やわらかな気持ちになり読んでいて気持ちがいい。奧さんを癌で亡くした後は、96歳まで俳句に没頭した晩年だった。80歳を超えて3冊の句集をだした、その情熱に驚く…

宮崎美子の袋とじ

今週の週刊現代に宮崎美子の袋とじがついていてびっくり。宮崎美子は芸能生活40周年で、芸能界入りのきっかけとなった篠山紀信と組んで、カレンダー用の写真を撮影したらしく、最近は中高年ターゲットにシフト顕著な週刊現代の誌面にフィットしたのだろう。 …

美しい日本の名俳句1000

『美しい日本の名俳句1000』(彩図社、2020年)を購入。今井義和編集。 俳句好きには、自分だけのアンソロジーを組んで本にしたいという願望がある。この本もその一冊。俳句の分類を大きく「自然」「施設」に二分し、キーワードを設定して四季毎に俳句が並べ…

天神さんの古本まつり

昨日は雨だったが、今日は見事に快晴。 大阪で最も歴史ある屋外での古書即売会「天神さんの古本まつり」にでかける。 会場の大阪天満宮は学問の神様である菅原道真公を祀り、江戸時代までは上方の出版物がすべて献本されていたと言われ、書物に大変縁のある…

阿波野巧也『ビギナーズラック』

阿波野巧也の第一歌集『ビギナーズラック』(左右社、2020年初版)を買う。帯に斉藤斎藤が、「もしあなたが今本屋で、本文より先に解説を立ち読みしてしまっているならば、わたしの能書きはきれいに忘れ、とっととレジに行くべきなのだ。」と書いてあり、私…

『わかりません』と言えますか

授業や会議で質問ありますかと言われた時に、『わかりません』とあなたは言えますか。『わかりません』とは言えても、何がわからないかを説明するのは難しい。質問するには、相手の意見をよく聞いていないとできない。だから、説明するのは面倒くさいと、何…

人が動く要因は何か

人を動かすことによって、この世はまわっている。人が動くのは体験的に3つのPではなかろうか。 先ず第一はProfit(利益)。人に自発的に何かをさせようとするとき、利益に勝るものはないであろう。 第二にPressure(圧力)。精神的に追い込…

みだれ髪

いまや古典となった与謝野晶子の歌集『みだれ髪』を角川文庫で読んでいる。さすがに明治文学となると、分からない箇所もあって片頁に現代文で歌意が紹介されているのは読書の大いなる助けとなる。しかし、今さらながら与謝野晶子恐るべしである。発表された…

コバルト文庫『愛の詩歌』

徒然舎の文庫100均祭りで、コバルト文庫の『愛の詩歌』を見つける。この本は、愛をテーマにしたアンソロジーだが、短歌と俳句が主流で四季別に編集されている。詩は数篇しかなく、俳句を大野雑草子が短歌を大滝貞一が担当している。短歌は相聞歌がメインなの…

歩く人

台風が行ってしまい、本日は晴天。青天井というにふさわしい空。 こんな日は運動をしなければということで、散歩に出かける。 名古屋へくり出し、地下鉄で中村公園へ。赤い大鳥居をスタートに松並木を10分ほど歩くと、豊国神社。ひょうたん池の亀を眺めて…

天然的傑作

穂村弘の『ぼくの短歌ノート』より。人間は予感なしに病むことあり癒れば楽しなほらねばこまる円柱の下ゆく僧侶まだ若くこれより先いろいろの事があるらむ斎藤茂吉の2首。穂村弘のコメント。 あまりにもそのまんまシリーズ第二弾。「これより先いろいろの事…

欲望への順接性

引き続き穂村弘の『短歌という爆弾』より。 俵万智や加藤治郎や僕は全然違うように見えて、実はすごく似たところがあって、それは欲望への順接性ね。「恋愛素敵!」とか「美味しいもの食べたい!」とか「お金使うの楽しい!」とか。もしかすると先行世代が最…

共感ということ

穂村弘『短歌という爆弾』より。いずれも短歌の初心者の作品である。それぞれ自分の体験や気持ちに素直に作ったことがわかる作品だが、それにもかかわらずこれらの歌には読者を感動させる力が弱い。読者より先にまず歌の作者が自分で自分に共感してしまって…

斉藤斎藤

2番ホームの屋根の終わりに落ちている漫画ゴラクに降りそそぐ雨 斉藤斎藤という歌人のことは全く知らなかった。最近、短歌関係の本を読むようになって、斉藤斎藤という奇妙な名前と、短歌はいくつか読んだ。だから意識の底に関心はしまい込まれていたのだろ…

10月5日

10月5日は長男の誕生日。お祝いのメールを打つ。年末には息子も父になる予定。 会社の隣のビルが解体中、今日もよく揺れた。あと少しビルの壁が残っているが、なかなか完了しない。お昼は、豚肉の生姜焼き。月刊少年マガジンを読んで休憩。 今日は、川崎…

四天王寺秋の大古本祭り

第20回四天王寺秋の大古本祭りの宣伝チラシを見ていたら、コロナで古本市にもしばらくご無沙汰していた欲求不満が爆発し、大阪へ行ってきました。四天王寺も初めて、大阪の合同古本市も初めてで物珍しく、スタンプラリーにも参加し500円商品券ゲット。…

桔梗

桔梗は、秋の七草の一つ。鐘型の青紫の花は美しく、鑑賞用に育てたこともある好きな花。半沢直樹のドラマでも、ハナちゃんが大臣の胸に桔梗の花を挿し、花言葉は正義と説明し、印象的であった。この桔梗、中世の岐阜を支配した土岐源氏の家紋である。土岐氏…

徒然舎 第3回文庫100均まつり

岐阜市の古書店「徒然舎」が「第3回文庫100均まつり」を10月から1カ月開催。これに出されている文庫は、わたしが処分したものだからその行方が気になる。まだ、どれぐらい残っているのだろう。段ボール箱を何十箱も積んだからな。今回の宣伝写真には「西脇順…