2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

朝寒

目覚めれば、今朝の空には鰯雲がひろがる。最近は、朝がぐんと寒くなったと感じる。10月も今日が最後か、早いものです。 風邪はだいぶよくなった。 栄猿丸『点滅』を読んだが印象薄く、高柳克彦の『寒林』を読みだす。 朝寒の膝に日当る電車かな 柴田宵曲…

里芋

芋と言えば季語では里芋のことをいう。山芋は自然薯のこと。子供の頃、掘り出した里芋を樽に入れ板切れを差し込み、かき混ぜて洗ったことなど思い出す。母から里芋をもらったので煮つけることにしますか。 芋洗う五臓六腑をもむごとく 宇咲冬男の句。

金魚鉢

「お~いお茶」のペットボトルには、俳句が掲載されている。文部科学大臣賞の作品。ただいまの静かに響く金魚鉢埼玉県鶴ヶ島市の15歳、吉村英竜の作品。 しみじみとした味わいが素晴らしい。

閑話休題

咽喉が腫れて鼻水が止まらないので、医者に行き薬をもらって帰る。体がだるいので諸事億劫。携帯句会の準備もまだできていない。アー、ぼーっとしていたいよお。 冬隣休憩中と札かけて

鰯雲

雲は常にその姿が変化し続けるので、見ていて飽きない。空一面に広がる鰯雲は詩情をかきたてるのか、名句が多い。雨が上がった今朝の空は、雲をみない快晴。 鰯雲日かげは水の音は迅く 飯田龍太の句。

晩秋

秋はもうすぐ終わる。野山は紅葉し、空気は澄んでいる。 近づく冬を意識してか、なんとなくわびしい気持ちになる。 風邪をひいて体調が悪いせいか。 帰るのはそこ晩秋の大きな木 坪内稔典の句。

龍角散

風邪をひいた。喉が痛い。電車の中でも、マスクをしたりせき込む人がいたりで、風邪の人が増えている。コンビニで「龍角散」の飴を買って舐めている。喉がすぅーとして痛みが和らぐ。昔からある龍角散、いい薬です。 風邪気味といふ曖昧の中にをり 能村登四…

千代の介書店

名古屋に用事で車を走らせたついでに、名東区藤が丘にある古書店「千代の介書店」に久しぶりに立ち寄る。店内の様子は「古本ツアー・イン・ジャパン」さんのブログに詳しく紹介されているので省略。入口から店の奥までが長く、ぎっしり文学関係の本が並べて…

百人一句

高橋睦郎に中公新書で『百人一句』(1999年初版)という著書がある。短歌には「百人一首」があるので、俳句でも作ってみようという趣向。支持がなかったのか、現在絶版。選句を人口に膾炙した句にしないと駄目なんだろうな。しかし、それだと本を書く面…

キングダム

『キングダム』(原泰久・集英社)の第44巻が出る。累計2600万部突破と帯に書かれている。すごいね、単純に割り算しても1巻あたり59万部でているということ。1冊の本体価格514円なので、一巻あたり3億円の売り上げとなる。それだけこの作品に…

柿の実が、枝に点描のようについている風景があちこちに見える。昔は柿の木がどこの家にも植えられていた。葉が落ちて柿の実だけが取り残されたようにある。柿も昔は貴重な甘味だったが、喜んで食べなくなった。そういえば正岡子規は柿が大好物だったなあ。 …

人間ドック

昨日19日は、人間ドックで健康診断。血圧が少し高めであるが、特に問診も問題なし。何時も再検査になるので、結果が届くまでは喜べない。 再検査採られ撮られて夏痩せて 私の昔の句。

小鳥狩

秋に渡ってくる小鳥類を捕獲することを「小鳥狩」(ことりがり)といい秋の季語である。霞網をかけて捕獲する方法が一般的だが、今は全面的に禁止されている。かつては貴重なタンパク源として鳥類を捕獲したものだ。高浜虚子をはじめ有名な俳人の恵那、中津…

『銃身』

鷲谷七菜子の『銃身』を、日曜日の大阪への行き帰りに読んだ。マイナスイオン全開の句集である。なぜこんなに暗いのだろう。何かにつけて、思考のベクトルが陰の方向へと向いていく。この作者のことはよく知らないが、自分の俳句を求めて彷徨している時期だ…

さわやかウォーキング 大阪

さわやかウォーキングで大阪の街を歩く。地下鉄御堂筋線中津駅から大国町駅まで約8.6kmのコース。グランフロント大阪、靭公園、御堂筋を南下し道頓堀へ、法善寺横丁を抜け、今宮戎神社に参拝してゴール。昼食は心斎橋の「明治軒」のオムライスを食べま…

チューリップ

家の敷地の東側にある空き地に、草取りをして鍬を入れ、チューリップ20個、水仙10個の球根を植える。さあ、春が楽しみになってきたぞ。 名古屋の古書展「倉庫会」にいくも何も拾えず。丸善で鷲谷七菜子『銃身』購入。ちくさ正文館で文藝別冊『蜷川幸雄』…

ハイボール

2日連続で晩酌はハイボール。コンビニで、昨日はトリス今日は角のハイボール缶を買う。最近は酒量も落ちて、1缶で十分に酔いが回りいい気持になる。ウイスキーも最近は、とんとご無沙汰であった。ウイスキーはスナックで飲むことが多かったが、スナックも…

川瀬巴水

来年のカレンダーがアマゾンから届く。毎年、川瀬巴水の版画のカレンダーをかけている。川瀬巴水は1883年(明治16年)生まれの、大正・昭和期に活躍した版画家。日本的な美しい風景を抒情性豊かな表現で版画にした。私は、この人を林望のエッセイで知…

肉まん

久しぶりに肉まんを買う。寒くなると、暖かい食べ物がありがたい。子供のころは、肉まんとアンまんの2種類だったが、最近はピザまん、カレーまんなど種類豊富で目移りする。中華饅頭がそのルーツで、三国志の蜀の諸葛亮が作らせたのが始まりと言われている…

丸谷才一

丸谷才一の『七十句』(立風書房、1995年)を手に入れた。アマゾンで偶然見つけたこの本は、丸谷才一が古稀の記念に自作の俳句七十句を選び本にしたもの。何という贅沢、うらやましい。帯には、「前衛にあらず月並にあらず 誠よりは風懐を重んじ 齷齪(…

竜田姫

「竜田姫」は秋の季語。奈良の平城京の西にある竜田山を神格化した女神で、秋の造化を司る神とされる。春は「佐保姫」。女神なのが素晴らしい。男は変化しないもんな。 麓まで一気に駆けて竜田姫 山仲英子の句。 竜田姫裾あざやかに降り来たる これは私の句。

サロンパス

土、日曜日家の庭と畑の草苅をする。草刈機で刈るというものの、やはりそれなりに身体に負荷はかかるので、腰が痛い。サロンパスを2枚腰に貼る。いい薬ですね。 春の暮御用御用とサロンパス 坪内稔典の句。 秋の暮寄り添ふやうにサロンパス これは私の句、…

『羽羽』

アマゾンから正木ゆう子の『羽羽』(春秋社)が届く。本書は、正木ゆう子の第五句集。一読するが、母の死と東日本大震災が句作に強く反映されている。誰にあっても肉親の死は避けられない。人は見送り、そして見送られる立場にやがてなる。 タイトルの「羽羽…

風邪

駅のホームで電車を待っていると、咳の音があちこちで聞こえる。暑さがジワリと残り日中は汗をかき、夜は冷え込むとなると体調の維持管理は難しい。自分で風邪をひいていなくても、誰かが風邪をひいている電車では風邪の菌をもらうことになる。風邪の特効薬…

団栗

「ドングリころころ」と子供の時に歌いましたね。ドングリは、狭義にはクヌギの実のことを言うとある。今の時節は、道にはいくつも茶色くなったドングリが落ちている。 栗の実と違って実用的でないので、まあ誰も拾わない。鳥が啄むぐらいかな。 どんぐりの…

アボカド

アボカドを野菜サラダに入れるのがマイブーム。アボカドの果肉は脂肪分が多く味は濃厚で、触感が溶けるような舌触り。海外では寿司ネタなんかにもされるようだが、病みつきになる味わいの果実である。緑色の皮に包まれているが、時間がたつと黒々と変色して…

星月夜

最近は、雨や曇りの日が多く星を見ることができない。田舎の山住まいなので、晴れた夜は空が澄みわたり、またたく星は美しく天に映える。新月のころの星空の輝かしさを称えて「星月夜」という。星月夜は秋の季語。 星月夜空の高さよ大きさよ 尚白の句。

栗拾い

このところ散歩のついでに山栗を拾い続けてきたが、旬の時期も過ぎたのか今日は数個しか拾えず。主人が栗拾いをするのを見て、散歩に連れ歩く我が愛犬は、栗の実を咥えて帰宅。食べられるわけでもないので主人の真似をしてみたということか、いとしい奴め。 …

山蘆忌

10月3日は飯田蛇笏の命日。昭和37年(1962年)に亡くなり、蛇笏の住居にちなんで山蘆忌と呼ばれている。 くろがねの秋の風鈴鳴りにけり 蛇笏の最も有名な句。

沢蟹

散歩の途中で沢蟹の小さいやつに遭遇。雨が上がって水路から這い出てきたのであろう。カニだから横に移動、なんとなく愛らしい。ザリガニは最近見ないが、沢蟹はちょくちょく見かける。沢蟹は夏の季語。 沢蟹の手にこそばゆく横へ逃げ