赤蕪

【『萩原』以後(24)】


「赤蕪寒さもろとも漬け込みし」


第1回の携帯句会の兼題は①赤②青③黄の3題で、信号の色から考えた。発案者は自分。①赤に投句したのが本句。飛騨地方の赤蕪漬けの印象を句にした。


「フグ白子震えているぞ箸の先」


フグの白子を食べようというところ。現代は昔のようにフグを命懸けで食べる心配はなくなった。