空巣

【2015年俳句(95)】

 

透きとおる光のなかに夏の雲

 

夏の空は透明感がある。雲にあたる光線のまぶしさ。

 

夏の風空巣が一つ残りけり

 

子育てが終り、鳥たちは皆巣立っていった。残されたものは、空っぽになった巣。そこに風が吹き抜ける。