六平太よ永遠に

総務部総務課山口六平太』第81巻を買い一気読み。この巻が完結巻となる。なぜなら作画の高井研一郎は故人となってしまったから。1986年に「ビッグコミック」に連載開始されて以来、30年にわたり休むことなく書き続けて、現役のまま亡くなった。最後の一コマが主人公六平太と恋人小夜子のツーショットで終りなんて出来すぎ。自分のサラリーマン人生とほぼ重なり並走している感じがしたから、この漫画が好きだったのかな。巻末には漫画家の友人やスタッフの追悼文が寄せられている。好きなことに打ち込んで燃焼しつくした生涯をうらやましく思う。

 

男ありて生きて死にゆく東歌     

 

中村苑子の句。