俵万智

大岡信の『折々の歌』を読み返していたら、俵万智の短歌に遭遇。

 

 万智ちゃんがほしいと言われ心だけついていきたい花いちもんめ

 

『サラダ記念日』の一首。俵万智は1962年生まれなので、もう54歳か。「サラダ記念日」は大ベストセラーとなり、短歌は口語表現が主流を占め大きく変化した。以来、短歌ばかりでなく現代詩、俳句も含め大いなる才能の出現を見ない。淋しいことだ。