無得点俳句

俳句の最新号で今井聖が、句会で一点も入らず、愕然としたと正直に書いている。
「幾つになろうと俳句を始めて何年経とうと点が入るとうれしい。まったく入らないと落ち込む。」
主宰も初心者も同じですね。句会で自分の句が完全スルーされると、確かにへこむ。しかし、句会以外の他の人が評価してくれる場合もある。俳句の評価に絶対はない。
後藤夜半の『滝の上に水現れて落ちにけり』でも、句会では誰も点を入れなかったという。


蒼天へ風の渦なす樫の花


井上弘美の句。