北大路翼『生き抜くための俳句塾』

北大路翼『生き抜くための俳句塾』(左右社)が届き読みはじめる。
北大路翼の俳句を初めて読んだ印象は、バッチイ俳句という感じだった。新宿歌舞伎町を根城に活動し、山頭火で俳句開眼の無頼派は、独自の俳句世界を展開していく。いつしか有名人になってしまったが、刺激を与えてくれる俳人の一人。ここ数年体調不良で、遺書とも書いてあるが、本当に遺書になってしまうのだろうか。


電柱に嘔吐三寒四温かな


北大路翼がもっとも自分らしいという句。