トンボ

家の庭を、トンボ達が自由自在に飛び回っている。朝日に羽根が透け、黄金色に輝く姿は圧巻。トンボが群をなして飛ぶようになると、秋の気配が濃厚になってくる。古くはトンボは秋津と呼ばれていた。神武天皇が山頂より国見をして、国土が秋津の交尾している形に似ていると語ったことから、日本を「秋津島」と呼ぶようになった。大昔からトンボが飛び交っていたことが伺える。


蜻蛉の羽根震わせて朝明けぬ