松本てふこ『汗の果実』

松本てふこの『汗の果実』(邑書林)を読む。『新撰21』で名前はみたが、作者のことはよく知らない。昭和56年生、早稲田大学に入学して俳句を始める。辻桃子の「童子」同人。作者の息づかいが感じられて、いい句集。


会社やめたしやめたしやめたし落花飛花

ボクサーを汗の果実と思ふなり

梅見して返事はすべて大丈夫


『汗の果実』より3句。