高血圧

血圧が高いので、血圧の薬をもらいに月1回の医者通いをしている。「高血圧症」は国民病で患者数は約5500万人いるといわれる。日本の成人の半分が病気かよ。これ、おかしくないですか。血圧が高いから死ぬということはない。でも突然の脳梗塞心筋梗塞は怖い、命は誰も惜しいのである。しかたがないとあきらめて、今日もおとなしく薬代として貢ぎ続けるのである。

 

春塵や血圧が高い高すぎる

余寒

毎朝、犬を連れて散歩をする。今日は寒いのか、犬もなかなか腰をあげない。ひっぱるように連れ出す。昨日まで雪が降っていたので、全体に気温が低下しているのか、手足が冷たく感じる。

春寒には春でありながら寒いという印象があるのに対し、余寒には寒があけてもなお寒さが残っているという気分があると歳時記は記す。なるほどと思う。

余寒といえば、この句がまず最初に思い浮かぶ。

 

鎌倉を驚かしたる余寒あり

 

高浜虚子の句。

谷口ジロー逝く

ショックなニュースが飛び込んできた。漫画家の谷口ジローが、69歳で亡くなった。「『坊ちゃん』の時代」や「孤独のグルメ」が代表作だが、一時期彼のマンガの蒐集に熱中したことがある。繊細で美しい絵とゆったりと漂う時間感覚が好きだった。ああもう谷口ジローの新作も読めないのかと思うと淋しくなる。

 

鳥帰るいづこの空もさびしからむに

 

安住敦の句。

 

 

ブログ開設3周年となりました!

平成26年2月11日に開設した本ブログも、今日で丸3年となりました。累計アクセス件数30153件となり、1日あたり28件となります。

俳句にからめた内容の記事を毎日書くをルールとしてここまできました。まあ原稿がアップされなくても、誰も困るわけではないのでいいんですが、ここまで続けると中断するのが、もったいない気持ちです。パソコンとスマホを使って時間の隙間をぬいながら書いてきました。大体は朝の出勤前5~10分で走り書きするので文章は十分練られていません。ネタを探すのに四苦八苦しているのが本音。でもまあ、誰かが見てくれると思うと、すごく励みになります。毎日ライブで俳句ができて、ブログで披露できればいいのですが、実力不足ですね。

自分が楽しみながら俳句の世界を逍遥できたらと思ってます。

 

かたつむり今這ひ出したところなり

 

雪の朝

強い冬型の気圧配置のため、夜に雪がふり朝カーテンをあけると真白。青空は見えるし、道路は大丈夫なので通勤に支障はない。

二月だからまだ雪は降る。

雪は降っても、日差しはとても暖かい。春は着実に始まっているのだろう。

 

春は曙苦沙弥の音を響かせて

 

 

 

サンドイッチ

昼食は、喫茶店でサンドイッチを食べることが多い。お気に入りは、「コメダ」のエッグサンド。使用してある卵の量がハンパじゃなくて、挟んだパンから飛び出しそう。

「コンパル」のジャーマンポテトサンドも美味。千切りのキャベツとの相性が抜群である。サンドイッチを考えたのは、サンドイッチ伯爵がトランプしながらできる食事ということで思いついたらしいが、いやあ天下の一代発明でした。店で食べるのも美味いが、自分で作ればさらにうまい。バターをたっぷり、新鮮野菜と分厚いハムとか、作り立てのポテトサラダを挟むとか。休みに挑戦しますか。

 

春兆すエッグサンドよりはみだす具

春浅し

立春がすぎ暦の上では春であるが、まだまだ寒く木々が芽吹くには間がある、春の準備段階といったところ。

散歩道の林の斜面が伐採されて寒々とした風情となる。栗の木も切られてしまった。雪などで倒木が電線に懸らないようにするためだろうが、ちょっと淋しい。

松山の土産に買ってきたタルトも最後の一切れを食べてしまった。新しい楽しみを探さなくては。

 

木の間とぶ雲の早さや春浅き

 

三好達治の句。