夜光虫

岐阜県は海がない県なので、海に関連するものは縁遠く、海へのあこがれを強く持つ。

鎌倉で赤潮が発生したとTVで報道している。映像では海は真赤である。しかも夜にはプランクトンの中の夜光虫が発色して、海に青い光の帯が発生し幻想的。夜光虫というものを間接的ながら初めて見た。

 

漆黒の闇先導す夜光虫

初夏

5月6日頃を立夏とする。すでに季節は夏へ移ったのである。家の近所は田植えが進み、水が貼られているので蛙の声が本当に賑わしい。鶯もしきりに鳴いている。

草刈機の修繕がまだなので、草が刈れない。うーむ、草ぼうぼうとなるのは間違いない。使わない畑に、防草シートを貼った。いつまで効果があるかは定かでないが。

GWも最終日。帰省した長男、次女は昨日帰り、長女が今日東京へ帰っていく。

 

初夏の風色ある如く吹き渡る

 

高木晴子の句。

障子貼り

実家の障子を、帰省した子供3人に手伝ってもらい張り替える。計14畳分なので、午後から取り掛かり作業を進めたが終わりきらず、残りは6日の午前中に繰り越し。

障子を剥がすのも、糊をつけて貼るのもそれなりにコツがあり、慣れるのに時間がかかる。黄ばんだ障子紙が、真白なものに変われば気分も一新。親子の共同作業ができるのはうれしい。

 

風薫るピンと貼りたる障子紙

 

シャクナゲ

庭に植えてある西洋シャクナゲが今年も赤い花を咲かせた。真赤な大ぶりの花が初夏を告げている。シャクナゲツツジツツジ属の常緑低木で、「花木の王」とよばれる。花言葉は、「風格」「威厳」「荘厳」。

 

石楠花は朝日をつれて来たるかな

 


田植

散歩道の水田の田植が終わった。整列した苗が風になびいて、水のはられた田圃に空が映っている。この田圃が、家の周辺では一番早く植えるので、これから田植の季節となる。我が家は、休耕田にして久しい。

いよいよ夏の到来。

 

太陽の上がる速さよ田を植うる

 

中坪達哉の句。

 

 

帰省

GWで子供たちが帰省してくる。次女が、朝早く高速バスで家に戻ってきた。

私も学生時代や就職して家を離れていた時期は長かったが、愛知県や岐阜県と近隣住まいで家に帰っても帰省したという感慨はなかった。

子供たちは、時間と金をかけて故郷に帰ってきたのだからら、ゆっくり楽しんでいけばいい。

 

ここもまた誰かの故郷氷水        

 

神野紗希の句。

シークワーサー

血圧が高い。シークワーサーが血圧を下げるのに効果がると聞いて飲み始めた。ところがもともと沖縄の飲料だから、なかなか見かけない。最初は名古屋の成城石井で購入、ゲンキーでも発見したが仕入れなくなってしまった。最近は、アマゾンで通販で購入している。酸っぱいが、まあ薬と思って飲み続けている。

 

永き日のなほ永かれと希ひけり

 

相生垣瓜人の句。