一月も今日で終わり、何ともあっけない。北海道旅行など楽しいこともあったが、風邪気味の身体を騙し騙ししながらの一か月であった。だいぶよくなったが、咳がまだ止まらない。咳は、気道を清潔に保つための生体防御反応、体のなかで戦ってくれているのだ。一念発起、がんばりますか。


咳すれば木霊のごとく咳聞こゆ

マスク

インフルエンザが大流行しているらしい。風邪をひいて咳がでるのでマスク着用。会社の事務所でも、ほぼ全員がマスクをしている。マスクをすると、そこで遮断されている感じが好きではない。
完全に風邪を治してスッキリしたいが、当分無理だろうな。携帯句会の仲間からお見舞いのメールをもらう。ありがとう。


目の下はいろいろあるさ白マスク

「一」が、わが携帯句会の今月の兼題。しかし何も浮かばない。
大坂なおみが、全豪を制して世界一になった。世界一である。一位とか無縁の人生であるので、想像も及ばないが、凄いとしか言葉が見つからない。
「一」は縦にしても横にしても、単純な線、無用なものがなく美しい。


暗黒や関東平野に火事一つ


金子兜太の句。

俳句日記

ふらんす堂から俳句日記というシリーズの叢書が出ている。ふらんす堂のホームページのコンテンツで俳句日記のコーナーがあり、それをまとめたもの。既刊5冊。そのうち2016年の稲畑廣太郎「閏」を読んでいる。正直俳句には全く期待しないが、ホトトギス主宰の毎日はどのようなものかに関心がある。サラリーマン生活で、出張が句会という感じ。一日の楽しみは夜の晩酌のワインか。勝手なことをいえば、何も発見の無い日記。

 

気が付けば還暦となり去年今年

 

稲畑廣太郎の「閏」第一句。

 

死の種子

『俳句』2月号を買う。冒頭の特別作品50句で長谷川櫂の「死の種子」と穏やかならぬタイトルが出ている。病名はわからぬが死に直面し手術を受けたことが俳句に詠まれている。死ぬことはわかっていても、それは他人事にしておきたいのが人情。しかし、誰もが直面しなければならない問題でもある。これは考えてもしかたのないことかも知れぬが。

生きてきた年数を、この後生きることができるかと言えば不可能。永遠に生きたいとも思わぬが、せめて毎日を充実したものにしたい。

 

白桃や命はるかと思ひしに

 

長谷川櫂の句。

 

 

給与支払報告書

12月は年末調整、.1月は給与支払報告書と仕事、仕事の毎日。多店舗展開しているので、給与支払報告書も170超の自治体に発送しなければならない。とりあえず発送も終わり、昨日で一区切り。


白息やいづこへゆくも坂ありて

朝倉和江の句。