見舞

脳梗塞で入院した義母を見舞いに一宮の病院へ行く。15日は退院予定、喋る言葉もはっきりしてきてをり、とりあえず回復して一安心。

続いて老人保健施設に入所している母を見に行く。こちらも回復しているが、歩行はまだよろよろして、おぼつかない状態。リハビリはまじめにやっているらしいが、まだ先は遠い。

家に帰ると、これもまた年寄りとなった我が家の飼い犬が、毛布の上で気持ちよさそうに昼寝の真最中。

 

ぬくもりのたゝむ手にあり秋袷

 

武原はんの句。

世界バレー

家に帰りテレビをつけると、日本対ブラジルの女子バレーボールの試合をしている。2ー0で日本が勝利目前。3セット目をとって勝利すれば2次リーグ1位通過と盛んに盛り上がっている。結果は、このあとブラジルが意地を見せて2ー3の逆転負け。結局最後まで見てしまった。実力伯仲の場合、勝利の女神はあちらこちらを行ったり来たり、フラフラしている。日本に足りなかったものは何だろう。3次リーグ進出が決まり集中力が途切れたか。


上行くと下くる雲や秋の天

凡兆の句。

俳句を作ろう

俳句モードになかなかならず、ただ締め切りに追われるだけ。仕方ないので、俳句の本を読んで自分にムチを入れている。本棚の奥から講談社現代新書『俳句を作ろう』(仁平勝)を取り出し、読み始める。俳句を始めた頃に買ったのだが、中身は読んだか記憶が定かでない。改めて読み、この本なかなかの優れもの。専門的な話がわかりやすく書かれ明快である。俳句の楽しいことは承知しているので、あとは作るだけなのだが。


ゴーシチゴゴーシチゴなり五里霧

輪島逝く

横綱輪島が逝去、70歳だった。子供の頃、祖父が相撲ファンだったので、一緒にテレビ中継をみた。私は初代貴乃花が贔屓だったが、ライバル輪島には、どうしても勝てない。強烈な下手投げを得意とし、本当に強かった。輪島の本名を四股名横綱になってしまったのには、本当にビックリであった。
大鵬北の湖千代の富士も、みんないなくなってしまった。寂しいばかり。合掌。


風立ちて花野は雲へ続きけり


邊見京子の句。

家の田んぼは休耕田、隣の田んぼも休耕田。葛が繁茂して凄いことになっている。葛はマメ科の植物で繁殖力が強く、またたくまに占拠されてしまう。どこまでも伸びる蔦がからみつき、伐採には手を焼く。このあいだは電柱に絡みつく葛に、ジャックと豆の木の話を連想した。


嗄れ声の一羽がわたり真葛原


河合照子の句。

蜘蛛

朝出勤のため車に乗ろうとしら、蜘蛛の巣を発見。家の出窓の庇と花壇の柵に大きな網がかけられて、獲物も幾つかかかっている。蜘蛛の巣も家のあちこちに見かける。蜘蛛だって生きて行かねばならない。生きとし生けるものに幸あれと思う。


蜘蛛に生れ網をかけねばならぬかな


高浜虚子の句。

豚カツ

昼食にカツカレーを注文。豚カツメニューを低価格で提供する店である。

食べた感想は美味しくない。なぜか、豚カツが揚げたてで提供されていないのである。

テイクアウトの弁当、おかずも販売しているので用意してあるものを切って出しているのだが、スーパーの惣菜とと変わらないものが提供されている。オープンした時の違和感を再確認した今日の昼食でした。低価格だからといっても譲れない部分はあるのである。

 

田畑の五穀いよいよ秋の空

 

猪俣千代子の句。