2019-02-14 イヌフグリ 南風メール句会の清記一覧が届く。今回の参加者は54名、162句。その中でイヌフグリの季語と取り合わせた句が2句あった、イヌフグリはオオバコ科の花で、果実が犬の陰嚢に似ていることから名付けられた。フグリの説明で、キンタマと直に書いてあるものはなく、キンタマは卑猥らしい。フグリなら卑猥でないという理屈も根拠はない。まあ、青い可憐な花に相応しい名前ではないとは思う。天人唐草や瑠璃唐草の異名のほうがはるかに優雅である。 犬ふぐり色なき畦と思ひしに 及川貞の句。
2019-02-13 池江璃花子 昨日、水泳の池江璃花子選手が白血病であることを公表。衝撃的なニュースに日本中が震撼した。 感染でもなく遺伝でもなく、突然に病魔が襲う。病気というものの怖さをあらためて思う。何故、池江が白血病にならなければならないのか、その解答はない。古来、人は説明のつかない理不尽な出来事を運命として心の整理をしてきた。池江には治療に専念し戻ってきてほしい。回復を祈ります。 あをあをと空を残して蝶別れ 大野林火の句。
2019-02-12 ハズキルーペ 先週、勤務先の会長の米寿を祝う会があり、その時のお祝いに贈呈したのが、話題のハズキルーペ。席上、開封してかけさせてもらったが、いやよく見えます。今週の週刊文春の漫画『タンマ君』もハズキルーペがネタ。嘱託の人のメガネの上にのり、ハズキルーペと思ったらそうでないというのがオチでした。さすがに、お祝い会の席では、ハズキルーペに腰掛けて壊れないか試してみる人はいませんでした。 早春の門少し濡れあさの雨 及川貞の句。
2019-02-11 四大陸選手権 フィギュアスケートの四大陸選手権は、女子が紀平梨花、男子が宇野昌磨の逆転優勝となった。宇野ははじめての世界一のタイトル奪取である。怪我をおしての出場で、演技終了後崩れるように倒れたのが、厳しい状態だったことを示していた。今この時を耀くために人は生きているのだろう。宮本武蔵は『我ことにおいて後悔せず』との言葉を残したが、決断し実行したことは結果に関わらず後悔の対象にならない。若いスケーターの勇姿に鼓舞される。 春の海まつすぐ行けば見える筈 大牧広の句。
2019-02-10 休憩 今日は久しぶりに、7時過ぎまで寝ていた。風邪も回復傾向。 休みだから片付けたいことは山ほどあるが、たまにはぼーっとしていたい。 小林まことの『柔道部物語』を再読して、元気をもらう。 雑然と春の来ている机かな 山本一歩の句。
2019-02-09 早春 関東地区は、大寒波で大雪の報道がされているが、我が住む町は曇り空だが雪の降る感じではない。 今日は句会の懇親会が名古屋駅で夕方開催。それが楽しみ。 普通に歩いても坂道は息切れしてしまう。加齢と共に自分の体も変わっていくのを感じる。楽しく暮らすには、何よりも体調がいいことが必要条件。 早春の山笹にある日の粗らさ 細見綾子の句。
2019-02-08 猫の恋 我が家の周りにも猫が結構暮らしている。2月になり発情期に入ったか、昨日はさかんに鳴き声が聞こえてきた。猫達、御苦労様です。 鳴いて鳴いて声かれるまで猫の恋鳴き声は闇を切りさき猫の恋休憩もたまに入りて猫の恋