2015-09-22から1日間の記事一覧

虚子探訪(210) 広野

【虚子探訪(210)】 「虹立ちて雨逃げて行く広野かな」 昭和8年5月25日。丸之内倶楽部俳句会。 広い野原に激しく雨が降っていたが、やがてそれも遠のき、日が差してきて美しい虹がかかった。 「雨逃げて行く」と擬人化して詠む。虚子は「虹」を詠むのが好きで…