2014-05-22 信州戸隠 【自解・萩原65】「空高し鉄塔山をつなぎゆく」屏風山の山並をつないで、送電線の鉄塔が続いていく。「朝明けて四方八方虫の声」朝、目覚めると虫の音が鳴り響いている。すっかり秋となっている。「トーストにバターひろげて秋日和」 豊かな秋の色。トーストに塗り拡げたバターが溶けていく黄金色。鼻先を漂う芳ばしき香り。「七曲登り来たりし蕎麦の花」「戸隠や残暑を払う蕎麦の膳」「信州戸隠二句」の前書き。難所の七曲(ななまがり)の坂を越え戸隠の里へ。宿坊で食べた蕎麦の旨かったこと。