白き未来

【2015年俳句(143)】

 

冬の雨息弾ませて走る人

 

雨の中、白い息をはずませながらランニングする人がいる。

 

秋霞白き未来の中へ入る

 

かすんであたりは真っ白。未来は視界不良、しかしそれでも進まねばならぬ時がある。