百日行 一日五句

毎日五句の作句を自分に課し、百日間実行することを目標に掲げた。「百日行」と名付け、5月13日が満願の最終日となった。
そもそもは、黒田杏子『今日からはじめる俳句』で山本けんゐちさんという筋ジストロフィー患者の俳人が一日五句、月百句を遵守していると紹介されていて、自堕落な自分を振り返り、原点に帰って俳句に向き合おうと思ったのが始めた理由。
多作多捨が上達のための近道と言われるが、まず前提条件の多作がむずかしい。一日五句どころか一日一句ですらできない。五句に達するのが翌日になることもあったが、何とかやり抜きました。
かつて藤田湘子は一日十句以上作ることを三年間続け、そのすべてを「鷹」に発表したのは驚異、凄いの一語である。


百日草明日といふ日のあるかぎり