2018-05-16 選句 多作多捨というが、作ることもむずかしいが捨てることもむずかしい。自作には強い思い入れが働いてしまうからである。 あの虚子ですら「自分の句を選抜するということはなかなかむつかしいことである」(『俳談』)と語っている。 百日行で作った俳句を仕分けていたら、三分の一が残った。未練というか、執着というか。 葉桜に風立ちやすし透谷忌奥村迢牛の句。