鴇田智哉

鴇田智哉が「俳句」5月号に、「俳句の不謹慎さ、そして主体感」というエッセイを書いている。鴇田は「俳句はそもそも意味を申し伝えるものなのだろうか」と問いかける。俳句のわずか十七音で意味を伝えることができようか、伝えるための手段としては俳句という形式は適切ではない。では俳句とは何なのか。エッセイではいまいちわからないので、鴇田にはさらに俳句の不謹慎さ・主体感について論じてほしい。今後の鴇田の活動に期待する。

 

十薬にうつろな子供たちが来る

 

鴇田智哉の句。