定年後

中公新書の楠木新著の『定年後』を読んだ。「人生は後半戦が勝負」と帯に書いてある。最後の最後まで勝負とは疲れますなあ。結局思ったのは、それぞれの老後があるばかりということですね。こんなんも、あんなんもあるのだろうけれど結局選択するのは自分であるということ。どいう風に生きるかは人が決めることではないということですね。私はすでに1回定年を迎えていますので、次のターニングポイントは退職後ですか。

 

大丈夫みんな死ねます鉦叩

 

高橋悦子の句。

カラムーチョ

湖池屋のカラムーチョが好きである。カラムーチョだけは天下のカルビー湖池屋の後塵を拝すらしい。「ポテトが辛くてなぜおいしい」の標語のついたホットチリ味のスティックタイプをいつも買う。ポテトチップは肥満の強力サポーターなので極力避けるようにしているが、それでも食べたいときは食べるのだ。意思の弱いこと、このうえない。辛味が食欲をそそり蓋をあけるとすぐに空になる。満足できれば良しとするか。

 

カラムーチョ手が止まらない夏旺ん

銀の匙

今週号の少年サンデーを開くと、巻頭に『銀の匙』が掲載されているではないか。長く作者の荒川弘の都合で休載されていたのでびっくり。コミックス『銀の匙』14巻も8月18日頃発売とある。うれしい知らせである。農業高校生である八軒勇吾の成長していく姿を見るのが楽しみ。

 

おのづから雲は行くもの青林檎

 

友岡子郷の句。

 

 

蝉鳴く

本日は、暑くなるとTVニュース。九州では記録的な大雨に警戒必要と報道している。

朝起きると蝉の鳴き声が充満している。夜明け前の朝方が一番賑やか。

梅雨明け宣言はまだだが、声を蝉の鳴く声に本格的な夏の季節到来を感じる。熱中症で倒れないようにしなければ。金はたまらないが疲労はたまる、今日も一日頑張りますか。

 

大地今静かに揺れよ油蝉

 

富沢赤黄男の句。

長い一日

東京出張のため、会議資料と機器をもって5:30始発に乗り込み一日がスタート。東京から有楽町へ移動する時、人身事故の影響で遅れる。初めて行く会場なので、現地で迷う。東京から帰り仕事を済ませて帰宅しようと思ったら、台風3号の影響でJR中央線は豪雨のため運転見合わせ。金山駅で運転再開まで時間をつぶす。午後10時過ぎに中津川までの快速が動き出す。家にたどり着いたのは午後11時37分。長い1日がたっぷりの疲労とともに終わった。

 

荒梅雨や山家の煙這ひまわる

 

前田普羅の句。

遠蛙

夜目覚めれば、闇のなかに聞こえるのは、ひしめくように蛙の声、水田に蛙の声が充満している。田舎の風物詩。此の声が蝉の声に切り替わると夏真っ盛りとなる。早々と地中から出た蝉の声が蛙の声に紛れて聞こえてくる。蛙は春の季語、蝉は夏の季語。

 

子供等に夜が来れり遠蛙

 

山口青邨の句。

ハイボール

ハイボールは缶で買って飲むことが多い。自分で作った方が断然うまいと友人がいうので、スーパーで炭酸を買ってきて早速作ってみる。ウイスキーを水で割ったら水割りで、炭酸で割ったらハイボールというだけのこと。グラスもウイスキーも冷蔵庫でキンキンに冷やし、ウイスキーをグラスの4分の1ほど入れ炭酸を注ぐ。一度かき回して、はい出来上がり。昨日の晩酌は、生鰹の刺身、自家製胡瓜と茄子の浅漬け。至福の時間。

 

夏の夜の夢の入り口ハイボール