浴衣

名古屋もついに40.3℃を記録し40℃超え。全く人の活動する気温じゃないぞ。

瑞浪市は、恒例の瑞浪七夕祭りが始まる、3日間の予定。昔ほど活気がないと感じるのは年齢のせいだろうか。街中は交通規制がかかり、車は迂回して駐車場へ行く。浴衣を着た子供や女性の姿が楽し気である。

 

すこし派手いやこのくらゐ初浴衣

 

草間時彦の句。

バナナ

バナナが日本に初めて輸入されたのは20世紀初頭だが、ミカンやリンゴと同列に、スーパーにならべられ、極めてありふれた光景となっている。バナナは夏の季語である。決めたのは高浜虚子、熱帯季語の一つ。虚子も痴呆的と呼ばれたバナナの句を作っているが、バナナに罪はない。カリウム豊富なバナナは、繰り返し食べても飽きがこない。


海は照り青きバナナの店ならぶ


田村木国の句。

八月

八月となる。昨日は、かかりつけのクリニックで定例検査。心電図、レントゲン撮影。不整脈であることはわかっているので、あとは何時もどおり。
携帯句会の編集をしながら寝てしまった。いつのまにか句会は55回となったが、俳句は一向に上手くなりません。


八月のダム垂直に水落とす

佐藤和枝の句。

七月尽

七月も今日で終わり、なんだかんだで季節は過ぎていく。「八月尽」という季語はあるが、「七月尽」という季語はない。七月は断続感がなく、暑さが続いているからか。寝汗で下着もベッドもベタベタして、嫌だねえ。気合を入れて月末を乗り越えるぞ。


口あけている炎昼のドラム缶

河合凱夫の句。

花火

29日は台風で順延された町民夏祭りが開催された。夜には、小学校のグランドで花火が打ち上げられた。人口5千人の稲津町が花火を毎年打ち上げるのはすごいじゃないかと、家から花火を見ながら思う。


眠りても旅の花火の胸にひらく


大野林火の句。

池田晶子

台風は伊勢地方に上陸し、関西方面へいってしまった。

今日は朝から晴天、9時から祭り準備である。夜には花火が揚がる。

昨日ブックオフ池田晶子の『睥睨するヘーゲル』を200円で購入。1960年生まれの彼女は、亡くなったのは2007年、死因は胃ガンで46才だった。オウム真理教の話など書かれているのを読むと時の経過を感じるが、考えることをひたすら説いた彼女は異色な存在だった。同世代の哲学者の本を少し散歩しますか。

 

向日葵の一茎一花咲きとほす

 

津田清子の句。